仙台クリスマスマーケット・SENDAI光のページェントが開幕 仙台の冬を彩る
khbのクリスマスイベント、仙台クリスマスマーケットが開幕しました。イベントのシンボル、クリスマスツリーの点灯式も行われ会場はたくさんの人でにぎわっています。 3年目の2024年は、仙台市役所の建て替え工事に伴い会場を勾当台公園市民広場から錦町公園に移して開催しています。地下鉄勾当台公園駅から徒歩5分、広瀬通駅からも徒歩5分とアクセスも良好な場所です。 会場にはヨーロッパの山小屋をイメージしたヒュッテが2023年より10店舗多い30店舗設置され、温かい飲み物やグルメ、クリスマス雑貨が販売されています。 SENDAI光のページェントも6日に開幕しました。会場の仙台市青葉区の定禅寺通では、午後5時40分に点灯式が行われました。 39回目を迎えるSENDAI光のページェントは、定禅寺通のケヤキ115本に約45万個のLED電球が飾り付けられています。 2023年は約600メートルだった点灯区間は、仙台市民会館から国分町通までの450メートルと資金不足を理由に規模が縮小されました。 未来へ光を灯し続けたいという願いを込め2024年のテーマは「未来へつなぐ光彩」です。開催期間は25日までの20日間です。6日は午後10時まで点灯しています。 SENDAI光のページェントの真下をオープントップバスに乗って通過しています。地上約3.8メートルの2階席からより間近にライトアップを楽しむことができます。 オープントップバスは、SENDAI光のページェントの期間中、土曜と日曜、そして23日から25日は1日2往復します。 ルートは、仙台クリスマスマーケットの会場になっている錦町公園から定禅寺通を通って国際センターで折り返し、再び錦町公園に戻って来ます。料金は1人3500円で、このうち300円は光のページェントの運営費に充てられます。11日と12日、17日から19日までは仙台駅西口と錦町公園を結ぶルートに変わります。 いずれも乗車には前日までの事前予約が必要ですので、JTBとHISのHPでご確認ください。 仙台クリスマスマーケットのおすすめクリスマスグルメを紹介します。 ヒュッテを巡るのは、シンボルツリーの点灯式を行った竹下☆ぱらだいすの皆さんです。YouTubeチャンネルが子どもにも大人気のクリエイターアイドルの3人組です。クリスマス気分を盛り上げてくれる雑貨に、クリスマスグルメが並んでいます。 仙台クリスマスマーケットの会場になっている仙台市青葉区の錦町公園は、春は桜、秋にはオクトーバーフェストなど1年を通して楽しめる公園です。定禅寺通と愛宕上杉通の交差点に面していて、仙台市民の憩いの場として親しまれています。 この場所は、昔から公園だったわけではありません。江戸初期の絵図によると公園の周辺にはいくつも寺院が並んでいたことが分かります。 仙台市歴史民俗資料館によると、仙台城から見ると鬼門に当たることから城下の防御線としてお寺や神社が配置されていたということです。 大正から昭和になると、この場所に甲子園出場の常連校として知られる仙台育英学園が設立されます。 1916年に仙台育英学園の校舎が建てられますが、1945年の仙台空襲により焼失してしまいます。公園には、仙台育英学園発祥の地と刻まれた記念碑が今も設置されています。 戦後の復興事業として、1956年に錦町公園が開園します。当時、敷地内にあったのが仙台市レジャーセンターです。体育館として試合会場となっていたり、仙台市科学館の前身で実験学習などを行っていたサイエンスルームが作られたりと、多くの人が利用していたということです。 8ミリフィルムをはじめ、貴重な資料を記録している20世紀アーカイブ仙台が所蔵している映像に少し見えているのがレジャーセンターで、子どもたちが遊んでいる場所が錦町公園です。錦町公園には、レジャーセンターの建物を飾っていた彫刻も残っています。