年末年始控えしめ飾り作り本格化 米どころの西予・宇和で細工職人上甲さん作業(愛媛)
年末年始を控え、県内有数の米どころ西予市宇和地域で、稲わら細工職人上甲清さん(88)=同市宇和町西山田=がしめ飾り作りに打ち込んでいる。上甲さんは「多くの人が良い年を迎えられますように」と願いながら、12月下旬まで慌ただしい日々を送る。 古里の文化継承を目的とした地域団体の活動資金にしようと、2002年に制作を開始。繁栄や多幸の願いを表現した自作の結び目「宝結び」のしめ飾りや、縁起物の鶴と亀の置物など熟練の技術が詰まった作品は次第に注目を集め、全国に販路を広げている。 県産品の魅力を発信するプロジェクト「ハーベスト」のサイト(https://hearbvest.jp/list#teshigoto)などで販売中。ハーベスト事務局=電話089(935)2323。
愛媛新聞社