大阪・松井知事と吉村市長が会見 「クロス選」出馬(全文2)府民・市民を裏切れない
万博成功のために、都構想はマイナスでは?
横田:フリーの横田一ですけども、万博の開催を理由の1つに挙げられていましたが、まさに万博の成功のためには都構想はマイナスではないかと。万博の準備期間と都構想の移行期間が重なってしまうということで、かえってマイナスではないかと藤井聡教授が指摘されているのに対してどう思うかが1点と、あとカジノと一体の万博に対しては、海外カジノ業者のもうけのためのインフラ整備、口実だというマイナスの見方もあるんですが、それに対するご反論と、最後、菅官房長官とどういうお話をなさったのか。前回は公明党を菅、佐藤浩創価学会副会長ラインが抑え込んで住民投票を実現したのに対して今回は抑え込めなかった。それについてどんなお話をされていたか、3点お聞きしたいんですが。 松井:まず万博に対していろいろリスクがありますけども、1970年の万博もそうですけども、万博を大成功させるためには大阪府と大阪市の対立を根元からなくすというのが一番大事なポイントです。それから万博を、これを実現するためにはもう万博協会が設立をされておりますから、大阪都構想がもし住民の皆さんの了解を得て、これが実現可能となったとしても、万博の取りまとめは協会がやっていく話で、行政の仕組み、システムを見直すことでその協会の仕事にマイナスになるということには、僕はつながらないと、こう思っています。 それからIRについては今おっしゃるように、そういうカジノというリスクがあるということも承知をしておりますが、大阪は長年ベイエリアにおいて大失敗の事業をして、これは市民の皆さんの税金を投入して、もう要は知らない、見て見んふりをされるような、そういうエリアになっております。これはもともと市民の皆さんの血税投入しているんだから、そこににぎわいをつくっていくと。負の遺産を有効な資産につくり替えようというのがわれわれの考え方ですから、IRのリスク、これはきちっとヘッジをする方策を取りながら、大阪のベイエリアに、世界で圧倒的なにぎわいのある、そういうMICE施設を含めたIR施設を誘致をしたいと、こう思っています。 また今、菅官房長官の話がありましたが、これは地方政府を預かる知事として、中央政府の要の官房長官と、これは政党は違いますが、要は大阪が良くなれば日本が良くなるわけです。万博もそうです。あれは大阪・関西万博といわれますが、これは経済効果も含めて、大阪・関西にとどまらず日本全体に広がることです。これはだから、政府の要の官房長官と大阪の地方政府のトップとして、大阪、日本、これが良くなることについては全て協議をしながら、話し合いをしながら実現をしてきたというのがこれまでであります。 選挙のことについてもご質問ありましたが、今回どうだったのかという、前回じゃあどうだったのという話ありますけど、これは党利党略のような話をしたわけではありません。お互いやっぱり日本が良くなるために、僕は大阪が良くなるために二重行政を根絶したいと思っているんだから。お互い良くなるような方向で話し合いをしていると。その結果、今があるということです。 横田:それがもうちょっと、【ナン*****、オウヨウ 00:37:51】? 松井:いやだから、さまざまな話はしております。これは何度もお会いしているわけだから。でも、お互い個人が自分の身分とか保身での話し合いは一切しておりません。 司会:よろしいでしょうか。続きまして。