衝撃のデビューを飾ったハーランド【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
メッシとレディー・ガガを同時に迎えた様な歓迎ぶり
デビュー戦でハットトリックを達成したハーランド。疑いの目を向けていた多くの識者に、わずか23分でその実力を証明してみせた。(C) Getty Images
鳴り物入りでドルトムントに加入したハーランドが、わずか23分間でハットトリックを達成する衝撃のデビューを飾った。攻撃陣に唯一欠けていた「フィニッシュの質」を補う本格派のCFは、チームを栄冠に導けるのか。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2020年2月6日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 2017年夏、ジェイドン・サンチョはマンチェスター・シティU―18からボルシア・ドルトムントに加入した。当時17歳だったウインガーは、「欧州随一の才能を誇るアタッカー」として大きな注目を集めていた。その期待通り、2年目の昨シーズンに大ブレイクしたサンチョは、ドルトムントの攻撃の核としてブンデスリーガを席巻中だ。その一方で、精神面の未熟さは入団当初から変わっていない。自分よがりの言動が多く、気まぐれで幼稚な性格は、い
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