<NBA>「八村塁はレイカーズ2人目のキーマン」 佐々木クリスが語るプレーオフの見どころ
NBAは4月15日(日本時間)でレギュラーシーズンが終了し、17日からは第7シードと第8シードを決めるプレーイン・トーナメントがスタート。そして21日からはプレーオフが始まり、両カンファレンスから勝ち上がってきた計16チームがファイナル制覇を目指してし烈な戦いを繰り広げる。プレーオフを連日生中継するWOWOWでは、バスケットボールアナリストの佐々木クリスさんが、プレーオフの見どころ、楽しみ方などを独自の視点で語った。 【写真】元選手のイケメン! 佐々木クリス
--現時点ではレギュラーシーズンがまだ終了していませんが、両カンファレンスの上位陣の状況について教えてください。
ボストン・セルティックスは圧倒的で歴史的な強さです。エースのジェイソン・テイタムの他にも、ジェイレン・ブラウンがいます。これまではどちらかというと、テイタムが1番手、ブラウンが2番手という印象があったかもしれないですけど、今ではどちらが1番手なのか甲乙つけがたいぐらいブラウンが成長しています。セルティックスは若さゆえに、ターンオーバーなどミスが出てしまうチームだったのですが、そこも改善され穴がなくなっています。クリスタプス・ポルジンギスやドリュー・ホリデーは加入1年目ですけど、周囲と以心伝心で1年目とは思えないほどフィットしています。
おそらくセルティックスとオクラホマシティ・サンダーが最も現代的な戦術を駆使するチームです。現代的というのは3ポイントを効果的に活用してドライブも積極的に仕掛ける。これはよく自転車の前輪と後輪に例えるのですが、ペイントアタックがないともちろんダメですし、3ポイントを活用することでペイント内の煩雑さを解消する。ここは共存関係があるので、どちらにブレーキがかかっても、最高のオフェンスは構築できず目的地に到達できないことを考えると、この両方がしっかり機能しているセルティックスとサンダーはすごく強いです。
--西カンファレンスは、デンバー・ナゲッツ、サンダー、ミネソタ・ティンバーウルブズが三つ巴で激しく首位争いをしています。好調の要因をお聞かせください。