アメリカGPより参戦のローソン「ユウキとの比較が明確な基準」来季シート獲得に向け、対僚友角田裕毅がカギと意気込む|F1
「スプリントの週末は、僕にとってとても厳しい」
アメリカGPはスプリントフォーマットということもあり「大きなチャレンジになる」と語った。 「スプリントの週末ということは、僕にとってはとても厳しいものになるだろう。たった1度のフリープラクティスしかないわけだからね。何しろ僕はオースティンのトラックを実際に走ったことがないわけだから」 「でもこのような状況は昨季に近いかもしれない。すぐさま学習に取り掛かって、いろんなことを覚えないといけない。本当だったら3度のフリープラクティスが欲しいところだけどね」 バレット氏が“来季のフルタイム参戦を勝ち取るために必要なパフォーマンスはどういうことだと思う?”と質問。するとローソンは「ユウキとの比較が明確な基準になると思う」と率直に答えている。 「F1でできる比較は、やはり対チームメイトがベンチマークになると思う。同じクルマでもあるからね。だからユウキに対してどこまでできるのかが判断材料になるだろう」
レッドブル昇格が「将来的な目標」
“もしここでうまくやれば、レッドブル昇格もあるかもしれないね?”という話題については「もちろん僕にとってはそれが将来的な目標だ」と返答した。 「レッドブルグループがチームとしてドライバーを育てるのは当然のことだし、そこにいる僕にとっても将来的な目標は当然レッドブルになる」 「現在のドライバーも、将来的にはスイッチすることになるはずだ。もちろんそれが起こり得るかどうかはわからないけど、その可能性があるのなら僕の目標は間違いなくそれだ」 「そのためにもここからの6レースで僕はポイントを獲得したいと思っている。できるだけ早く入賞を果たしたい」 「ユウキが速いドライバーであることはよく知っているよ。それに僕はまだ走っていないトラックもあるし、そういうところは彼からデータや情報を共有してもらって準備を進めることになる。サポートを受け、そこから大きなチャレンジに飛び込むのは本当に厳しい戦いになると思う。スプリントフォーマットも複数(今季残り6レース中3戦がスプリントフォーマット)あるし、特にその週末は難しくなるんじゃないかな」 第19戦アメリカGP~第24戦アブダビGPの6レースでチャンスを得たローソン。まだ来季のシートが確定していないこともあり、ローソンにとってはまずは対角田という明確な基準で結果を残す必要がありそうだ。 一方の角田にとっても、フルタイム参戦4年目の古株ということもあり、ローソン相手に明確なアドバンテージを示すことが求められる。 まずはVCARBにとっては角田、ローソンともにコンストラクターズ6位の座を維持するため、ハース、ウィリアムズ、アルピーヌ勢を上回りたいところとなる。