ブラックロックのビットコイン現物ETF、5億2600万ドルの純流入──3月以来の最高を記録
ブラックロック(BlackRock)のiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は、ビットコイン(BTC)のスポット価格を正確に反映するナスダック(Nasdaq)上場のETF(上場投資信託)で、ファーサイド・インベスターズ(Farside Investers)が発表した速報データによると、7月22日に5億2670万ドル(約816億4000万円、1ドル=155円換算)の投資資金を集めた。 Coinglassによると、これは3月以来の1日当たりの最高額だ。1月11日の取引開始以来、ブラックロックだけで約195億ドル(約3兆225億円)の投資資金を集めている。 しかし、アメリカで上場している残りの10銘柄のビットコイン現物ETFが投資家の人気を失い、22日の流入純額はわずか690万ドル(約10億7000万円)にとどまった。 ビットコイン(BTC)は22日に一時6万8000ドルを突破し、1カ月以上ぶりの高値を記録した。この強気な動きは、暗号資産(仮想通貨)に肯定的な共和党の大統領候補、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、7月末にナッシュビルで開催されるビットコインカンファレンスで、金融システムにおけるビットコインのより大きな役割を発表するという噂が流れた中で起こった。 しかし、買い手は3月と4月の高値を結ぶトレンドラインを突破することができず、新たな反落への道筋を作った。5月下旬に抵抗線を上抜けられなかった際も同様で、5万5000ドルを下回る反落への道筋を作った。 記事執筆時点では、暗号通貨は6万6900ドル付近で取引されている。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:BlackRock's Spot Bitcoin ETF Draws $526M in Net Inflows
CoinDesk Japan 編集部