8年ぶり十両転落の遠藤が初日から4連勝「これ以上ないですから」 5日目は妙義龍と元三役対決
◇大相撲夏場所4日目(2024年5月15日 東京・両国国技館) 東十両3枚目の遠藤(33=追手風部屋)が武将山(28=藤島部屋)との3戦全勝対決を制して初日から4連勝と星を伸ばした。 武将山の押しに後退しながらも、土俵際で左足一本残ってはたき込み。辛くも白星を積み重ね「うまくさばけて勝ちになったのでよかった」と振り返った。 16年夏場所から8年間守り続けていた幕内の地位を明け渡して十両の土俵に上がる今場所。午後2時15分から行われる十両土俵入りでは、三役経験者の人気力士にひときわ大きな拍手と声援が送られている。1場所での幕内復帰を目指す中で4連勝の好スタート。「これ以上ないですからね。4番が5番にはならないから」と好調ぶりをかみしめていた。 あす5日目は、同じく三役経験者のベテランで6年半ぶりに十両に番付を下げた妙義龍(37=境川部屋)との対戦が組まれた。幕内での過去の対戦成績は遠藤の11勝12敗。ともに学生相撲出身で三役、三賞、金星などの実績十分な人気力士同士が、十両最後の取組で相まみえる。