「人殺しになってからじゃ遅いのよ!?」免許返納を渋る80代父。「 上限年齢を設けるべき!」と迫る妻。田舎の生活の足である車を手放すという難題に答えはあるのか?
ー人殺しになってからでは遅いんだよ。免許は取得するのに年齢制限があるんだから、返納にも制限があるべきでしょ! こう茂二さんに詰め寄ってくるそうだ。 「とはいえ、私は田舎の暮らしもわかっています。だから両親から無碍に車を奪うこともできなくて…。もちろんあの事故以来、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いにはすごく敏感になっています。もし何かあったら…と気が気じゃないんですがなんて言って説得したらいいのか…」。 父に話をすると ー都会もんと一緒にするな!俺が何年車乗ってきてると思ってんだ! 一蹴されてしまうらしい。 「その慢心が一番危ないと妻からは猛クレームです。確かにごもっとも…」。 板挟みの中にいた茂二さんさんだったが、一刻を争う事態に直面する。それは帰省時にスーパーに行った時のことだった。 「父の運転を見てみようと思って、あえて助手席に座りました。そうしたら…」。 【後編】では、免許返納待ったなし!を決定づけたある瞬間についてフィーチャーしていく。 取材・文/橋本 千紗
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