写真：決勝を戦った日本代表と中国代表/撮影：ラリーズ編集部

＜ITTF世界卓球選手権釜山大会2024　日程：2月16日～2月25日　場所：釜山（韓国）＞ 24日、世界卓球選手権釜山大会の男子団体決勝トーナメント準々決勝が行われ、日本代表が中国代表と対戦。日本は張本美和（木下グループ）、早田ひな（日本生命）、平野美宇（木下グループ）が出場し、マッチカウント2-3で中国に敗れ、53年ぶりの金メダルを逃した。 1番では、準決勝で逆転勝利を果たした張本美和（木下グループ）と孫穎莎 （スンイーシャ・中国）が対戦。世界ランキング1位の孫穎莎が序盤から試合を優位に進めて第1ゲームを先取する。第2ゲームは8-8から孫穎莎が2本連続でサービスエースを決めるなど、3連続得点で11-8で奪い、第3ゲームも孫穎莎が奪取。終始張本を寄せ付けないプレーを見せ、ストレート勝ちを収めた。 2番は早田ひな（日本生命）と東京五輪金メダリストの陳夢（チェンムン・中国）の対決となった。両者が1ゲームずつ取り、ゲームカウント1-1で迎えた第3ゲームは早田が10-5とリードするも、陳夢が追いつき10-9に。しかし、早田がここでタイムアウトを取り、タイムアウト明けの1球をしっかり決め、11-9で奪う。 続く第4ゲームは、早田が4-7から驚異の6連続得点で10-6で先にマッチポイントを奪う。その後陳夢が追いついてデュースにもつれ込むも、最後はネットに引っかかった早田のレシーブに陳夢が対応できずゲームセット。ゲームカウント3-1で早田が勝利し、日本に貴重な1勝をもたらした。 マッチカウント1-1で迎えた3番では平野美宇（木下グループ）が登場。世界ランキング2位の王藝迪（ワンイーディ・中国）と対戦。各ゲームで競り合いとなったが、前陣での高速ラリーで上回った平野が要所で得点を重ねてゲームカウント3-0のストレートで勝利。マッチカウント2-1で日本が先に王手をかける展開となった。 4番は早田と孫穎莎のエース対決となった。第1ゲームは早田が2点を先制するも孫穎莎が11本連取で奪う。その後も全く隙のないプレーで早田を圧倒した孫穎莎がゲームカウント3-0のストレートで勝利した。 ラストの5番は張本と陳夢が対戦。ラリーで上回った張本が第1ゲームを11-4で先取するも、第2ゲームは陳夢が11-7と取り返す。第3ゲームもお互い譲らぬ展開となったが、張本が8-6とリードしたところから陳夢が逆転し11-8で奪取。続く第4ゲームで挽回したい張本だったが、7-5から逆転を許し、ゲームカウント1-3で惜敗。 日本代表は中国代表にマッチカウント2-3で敗れ、歴史的勝利とはならず、5大会連続の銀メダル獲得となった。

世界卓球2024　女子団体決勝

＜日本 2-3 中国〇＞ 張本美和（木下グループ）0-3 孫穎莎（スンイーシャ）〇 5-11/8-11/4-11 〇早田ひな（日本生命）3-1 陳夢（チェンムン） 6-11/11-8/11-9/14-12 〇平野美宇（木下グループ）3-0 王芸迪（ワンイーディー） 11-8/13-11/12-10 早田ひな（日本生命）0-3 孫穎莎（スンイーシャ）〇 2-11/7-11/6-11 張本美和（木下グループ）1-3 陳夢（チェンムン）〇 11-4/7-11/8-11/7-11