緊急事態宣言を検討 菅首相が年頭会見(全文2完)限定的・集中的に行うのが効果的
精神疾患を有する陽性者への対応は
大川:明けましておめでとうございます。フリーランスの大川豊でございます。よろしくお願いします。私は知的障害、発達障害の精神疾患を持った方の現場に行っております。今回、また緊急事態宣言になると、強度行動障害という、暴れてしまうお子さまとか、方々の、例えば軽症者のホテル、病院での入院というのがかなり厳しい状況でございまして、医療従事者にも負担をかけるために、病院から出されるという現実がございます。 施設のほうでは、そういった医療従事者の方に負担をかけないためにゾーニングなどの努力を行っておりますが、この前、厚生省との勉強会で、クラスターが起きて初めてDMATが行くという現状でございます。日頃から医療・福祉の連携で、医療関係者が福祉施設に来てゾーニングをする、感染防止指導をする。各自治体によって全部、対応がばらばらです。ですので、例えば奈良県は20人受け入れますが、他の都道府県から移動して受け入れるということが大変厳しいというのがあります。ですので、国としての行動指針がすごく大切な状況です。菅総理の考えをお聞かせください。 菅:私自身も横浜市会議員時代、手をつなぐ育成会という会の会長を務めたことがありまして、現状については、詳細についてよく理解していると、このように思っています。今、お話をいただきました、それぞれの場所によって対応も違うわけでありますから、そうしたことは国としてもしっかりと指導して、そうした障害者の方が安心できる、そうしたことを支援していきたい、このように思います。 司会:それでは、大変申し訳ございません。次の日程がございますので、これで会見を終了させていただきます。大変申し訳ありません。質問を希望して挙手されている方、各1問をメールなどでお送りください。後ほど、総理からのお答えを書面で返させていただきます。ご理解いただきますようにお願いをいたします。 以上をもちまして、本日の総理記者会見を結ばせていただきます。皆さまのご協力に感謝を申し上げます。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】緊急事態宣言を検討 菅首相が年頭会見