SP2位三浦佳生、SP3位壷井達也が本番前の最終調整 NHK杯表彰台独占へ、今夜運命のフリー
◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 最終日(9日、東京・国立代々木競技場) 午前中に男子フリーに向けた公式練習が行われ、ショートプログラム(SP)で自身初の100点超えを果たし、2位発進した三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は、曲かけで冒頭に4回転ループを組み込むも転倒。だがその後は4回転―3回転の連続トウループを降りるなどした。練習中には、少し着氷で乱れるも、4回転ループを降りた。 8日のSP後にはフリーに向けて「SPですごく貯金を作れたと思うが、油断すると痛い目に遭うので。また一から集中しなおして、ベストパフォーマンスができるように」と語っていた。 SP自己ベストで3位につけた壷井達也(シスメックス)は曲かけで、4回転サルコー―2回転トウループを着氷。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―1オイラー―3回転サルコーはミスになったが、その後修正した。 2年連続のNHK杯で好発進した壷井。目標は表彰台で「日本人独占の鍵は、本当に僕にかかっているなっていう気持ちがすごいある。フリーはまた別の試合が始まると思って、集中して自分ができることを頑張っていきたい」と意気込んでいる。 男子はSPで首位・鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、2位三浦、3位壷井と上位を日本勢締めた。表彰台独占に期待が高まる。男子フリーで壷井は10番目で午後6時1分から、三浦は11番目で午後6時9分から、鍵山は最終滑走で午後6時17分から登場予定。
報知新聞社