反応がない発言が一番ダメ? アンチを恐れるな!【里崎智也×五十嵐亮太のライフハックベースボール!】第18回
■表に出てこない"隠れ賛"を味方につける 里崎 どんなスーパースターやカリスマにも、必ず「アンチ」と呼ばれる人はいるし、タレントさんの場合でも、本当の大物って、必ず「好きな芸能人ランキング」にも「嫌いな芸能人ランキング」にもランクインしているでしょ。実際、むしろアンチの人のほうが「アイツ、今度はどんなことを言っているのかな?」って、熱心にチェックすることもある。賛否両論の「否」の側の人の存在って、実は意外と大きいし、大切なんだよね。 五十嵐 うわぁ、サトさんのように考えられたらめちゃくちゃラクになりますよね。僕は、あまり否定的な意見は目にしたくないからSNSも熱心にやらないし、ましてやエゴサーチなんてしないけど、サトさんはめちゃくちゃエゴサするんでしょ? 里崎 めちゃくちゃしてるよ(笑)。逆に、亮太は何でしないの? ファンの人とか、視聴者がどう思っているのか、その反響が気にならないの? 五十嵐 気にならなくはないけど、やっぱりネガティブな意見を目にするのは気分がいいものじゃないし、自然と耳に入ってくるものだったらいいけど、あえて自らアクションを起こしてまで反響を知りたいとは思わないです。よっぽど大ごとになっていたとしたら、それはマネージャーから知らせてもらえるはず。そこが、僕とサトさんとの大きな違いだし、サトさんには強い覚悟が感じられる。 里崎 覚悟なんて、何もいらないでしょ。ただ何も考えずに、「里崎」って検索しているだけだから(笑)。それに、自分が思っていることを正直に口にしたり、世間の人が言いにくいことをハッキリ言ったりすると、意外と"隠れ賛"が続々と登場して味方についてくれることも多いから。 五十嵐 何ですか、"隠れ賛"って? 里崎 例えば、ある出来事について、AとBという考え方があるとする。世間的にはAが主流で、Bの人は「自分の意見は言いにくいな」って思って黙っているときに、「Aじゃなくて、僕はBだと思いますよ」と宣言する。そうすると、世間の大多数のA側の人からの批判を浴びることになるけど、その一方では自分の意見を言いたくても言えなかったB側の人たちが、「よく言った、里崎!」って共感してくれる。大多数の意見に"隠れ"た"賛"同者ということだね。五十嵐 なるほど、それが"隠れ賛"というわけか。むしろ、今まで自分の意見を言えずに虐げられていた分だけ、「いいぞ、里崎!」って味方についてくれるでしょうし。でも、「アレ、思ったよりも味方がついてこないぞ」ということはなかったですか?