体が硬い人限定！股関節をほぐすストレッチ

歩く、階段を昇降する、しゃがむ、立ち上がる……、あらゆる日常動作に関わるのが股関節です。ヨガポーズの上達も股関節の柔軟性がとても大切。そこで今回は、体が硬い人が安全かつ簡単に股関節の柔軟性を養えるワークを、ヨガインストラクターの美都くらら先生がレクチャーします。 ◆動画で詳しいやり方を見る｜前ももをほぐしてガチガチ股関節を柔らかく！寝たまま簡単「大腿四頭筋ストレッチ」 ■座りっぱなしは要注意！生活習慣が股関節の硬さに影響 股関節が硬くなるのは、股関節の動きに関わる筋肉の緊張が原因です。デスクワークでの長時間の座り姿勢や、運動不足で筋肉が硬くなると股関節の動きが悪くなります。日常的に体を動かす習慣をつけて、座り姿勢が長く続いたときは、一日の終わりに湯船に浸かり体を温めてから次に紹介する「大腿四頭筋ストレッチ」を行うのがおすすめです。 ■腿前のハリが取れると股関節の硬さが改善 今回紹介するのは、股関節の屈曲動作と膝関節の伸展動作を担う「大腿四頭筋」のストレッチです。腿の前側にある大腿四頭筋は、走る、ジャンプする、階段を上がるなど日常動作に欠かせない筋肉で、硬くなると股関節が詰まる原因の一つになりこれらの動作に支障が出ます。腿の前側の筋肉を伸ばして間接的に股関節の硬さを取る「大腿四頭筋ストレッチ」は、股関節がガチガチで動かしづらい人にもおすすめ。横向き寝の姿勢で行うと腰への負担が少なく安全に行えるのもポイントです。 ■■横向き寝の大腿四頭筋ストレッチ　 目的と効果:股関節の動きに関わる大腿四頭筋をほぐし、股関節の屈曲動作をスムーズにする。 ■■〈やり方〉 1.体の右側を下にして横向きに寝る。右腕は肘を曲げ枕のように頭の下にセットし、頭を預ける。 2.両膝を曲げて腿をお腹に近づけ背中を丸める。 3.左手で左足首を掴み、腿を後方へ引いて腿の前側をストレッチする。呼吸しながら行い、膝が上がらないように膝と腰を平行にキープする。呼吸キープ。反対側も同様に。 〈プロフィール〉美都くらら先生 宝塚歌劇団を卒業後、ヨガ講師／インストラクターに転身。現在はYMCメディカルトレーナーズスクールにて全米ヨガアライアンスRYT200・500のティーチャートレーニングを担当。これまでに多くのヨガインストラクターを育成している。ヨガ・ピラティスを通して“自分を愛するやさしい時間 ”をモットーに、セミナー開催やイベント登壇、雑誌メディア出演など積極的に活躍中。