育児と競輪を両立させる38歳ママレーサーが選手の制度変更に感謝「今朝も子どもと一緒にいられた」
京王閣競輪のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト(F2)」が11日に開幕。2Rのガールズ予選1に出場する齊藤由紀(38歳・愛知=110期)に話を聞いた。 今年4月から前検日の選手の集合時間等に変更があり、従来は先に医務検査や指定練習を行っていたガールズが、男子のあとになった。これは、ママさんレーサーに配慮してのものともいわれている。今までは遠征の場合、前泊しないと間に合わないケースが多かったが、この変革によって集合時間が遅くなり、前検日の朝に子どもを身内や保育園等に預けてから競輪場へ向かえるようになった。 今回参加のママさんレーサー齊藤由紀もこの制度について「今朝も子どもと一緒にいられたし、用事を済ませてから家を出ることができました。集合時間が遅くなったのはすごく助かります」と感想を述べた。 そんな齊藤は前回最終日に2着に入って高配当を演出した。今シリーズは好メンバーがそろったが「動く人が多いし単調なレースにはならないはず。どこかでチャンスがくると思うので、なんとか頑張りたいです」。 戦うママさんレーサーが、ひとつでも上の着を目指して奮走する。(netkeirin特派員)