サラ副大統領の“殺し屋雇った”発言にマルコス大統領「悪意に満ちたもので我々に対する脅迫だ」「私は戦う」
フィリピンの副大統領が、マルコス大統領らを暗殺するよう「殺し屋を雇った」などと発言したことについて、マルコス氏は「悪意に満ちている」として対決姿勢を見せました。 ドゥテルテ前大統領の長女のサラ・ドゥテルテ副大統領は、23日、自らが殺された場合にマルコス大統領らを暗殺するよう「殺し屋を雇った」などと発言しました。 これに対しマルコス氏は、25日声明を発表し、「発言は悪意に満ちたもので、我々に対する脅迫だ」と非難した上で「私は戦う」と述べました。 また、司法当局はサラ氏について、大統領暗殺を計画した首謀者として、今後取り調べる方針を明らかにし、大統領府は「証拠が確認されれば訴追される可能性がある」としています。 マルコス氏とドゥテルテ家は、2022年の大統領選挙で協力しましたが、その後、政策の不一致などから関係が悪化、さらに今月、ドゥテルテ前大統領が在任中の違法薬物対策を巡り、議会で追及されたことから対立が深まっています。
フジテレビ,国際取材部