4年前の優等生 今の実力はいかに? プジョーe-208 GTへ試乗 ハンサムさは変わらず 競合多し
実力は低くない だが検討候補は多数ある
小さなバッテリーEVとして、e-208の実力は今でも低くない。好印象な見た目や内装に加えて、充分な動力性能と航続距離、軽快な操縦性など、多くの人へ訴求できる特徴を備えている。 ただし、技術を共有するコルサ・エレクトリックの方が英国価格は若干安く、運転姿勢は一般的なもの。英国にはMG 4 EVという、更に安価で実用性が高く、航続距離の長い選択肢も存在する。中国ブランドの新モデルも、検討候補に加える価値はあるだろう。 ルノー5やミニ・クーパーE、フォルクスワーゲンID.2など、強敵も近々に控えている。今後のプジョーの戦いは、楽ではなさそうだ。 ◯:実用に不足ない航続距離 快適で印象の良いインテリア 充分な動力性能と扱いやすさ △:高めの価格 癖のある運転姿勢 狭めのリアシート 硬めの乗り心地
プジョーe-208 51kWh GT(英国仕様)のスペック
英国価格:3万6250ポンド(約696万円) 全長:4055mm 全幅:1745mm 全高:1430mm 最高速度:149km/h 0-100km/h加速:8.2秒 航続距離:399km 電費:6.4km/kWh CO2排出量:- 車両重量:1455kg パワートレイン:永久磁石同期モーター 駆動用バッテリー:50.8kWh(実容量) 急速充電能力:100kW(DC) 最高出力:156ps 最大トルク:27.4kg-m ギアボックス:1速リダクション(前輪駆動)
イリヤ・バプラート(執筆) 中嶋健治(翻訳)