「ディズニー氷の祭典」が大阪で開幕、大人も楽しむ2時間のショー
ミッキーマウスをはじめとする、ディズニーの人気キャラクターたちが氷上で舞い踊る、夏休み恒例のイベント『ディズニー・オン・アイス』。8月10日には「大阪城ホール」(大阪市中央区)にて、大阪公演が開幕した。子どもはもちろん、大人が楽しめる要素も詰まった圧倒的なショーとなっている。 【写真】ミッキー&ミニー、氷の上に登場! ■ 40年近く日本で愛される、夏恒例イベント 1981年に誕生し、1986年からは日本公演も実現した『ディズニー・オン・アイス』。国も世代も超えて、40年近く日本でも愛されているのは、やはりテレビや映画で親しんできたあのキャラクターたちが、目の前に3Dとなって現れる楽しさにつきる。 人間が元キャラに近づけて演じることもあれば、着ぐるみや小道具のアイディア一発で表現するものもあり。それに加えて、プロのスケーターたちが繰り出すスピンやリフトなどの大技も、よりエキサイトさせてくれる要因だろう。 2024年のショーのテーマは『Find Your Gift」。Giftには「贈り物」のほかに「才能」という意味もある。ミッキーとミニー、そしてドナルド・ダックとグーフィーのガイドで、『リトル・マーメイド』『塔の上のラプンツェル』『美女と野獣』『アナと雪の女王』などの、様々な「Gift」を持つプリンセスたちが次々に登場し、それぞれの物語の名シーンをダイジェストで見せていく。なお、歌や台詞は日本語吹き替えなのでご安心を。 ■ ショーは全編写真&動画撮影OK! プリンセスとプリンスのロマンティックなペアスケートもあれば、アリエルが人間の足を手に入れるシーンをサーカスの技を使って表現するなど、子どもだけでなく大人も見惚れる、ワクワクするシーンが盛りだくさん。 そんななか、少し異彩を放っていたのが今回初めてレパートリー入りした『ミラベルと魔法だらけの家』。リズミカルでカラフルな世界観の楽しさに加え、一族のなかで一人だけ魔法の才能がないミラベルと家族の関係を魅せる・・・という、「家族愛」に溢れる内容が印象的だった。 誰もが知っているディズニーキャラクターとプリンセスが一同に介し、まさに「ディズニー版アベンジャーズ」とも言えるような内容は、全ディズニー映画を制覇した人はもちろん、観たことがない作品があっても、確実にそれに興味を持つきっかけになる。 公演は約1時間45分(途中休憩あり)。ちなみにショーは全編写真・動画撮影OKで、会場にはフードメニューもあるので、夏の思い出づくりにぴったりだ。 大阪公演は8月18日まで、関西はほか神戸でも8月30日~9月1日に「ワールド記念ホール」(神戸市中央区)にて開催される。そのほか、今後は福岡、埼玉、広島、千葉を巡回予定。チケットは、プレミアム席1万2000円、S席7900円、A席5900円で、現在発売中。 取材・文/吉永美和子