映画「本心」、原作にほれ込んだ主演の池松壮亮が映画化に尽力…AI元年の記録「自分事」として
作品世界は、多くの人が自分のアバター(分身)を持ち、ネット上の仮想空間「メタバース」が現実をも凌駕(りょうが)する時代。だからこそ、物理的な身体体験への飢えも描かれる。池松も「朔也には、まだ存在しうる肉体がある。それを実存として感じられることを頼りに演じた」と語る。
チャットGPTの普及で「生成AI元年」と言われた2023年夏に撮影された。「この先、いつ脅威になるかもわからず、コントロールできない領域に入ったとも言える。そんなAI元年の記録を『自分事』として、見てもらえるんじゃないかと思います」