1200馬力超え“V12”搭載! 「クワッド“バイク”」世界初公開! バイクとクルマ混ぜちゃった! パワーウエイトレシオ1kg/hpの“絶叫マシン”「エングラー V12」英で発表
1200馬力のクワッドバイク…「エングラー V12」
最高出力1200hp、最大トルク1200Nmを発生するV12エンジン搭載のクワッドバイクが世界初公開されました。 【画像】超カッコイイ! バイク×クルマな新型「エングラー V12」を画像で見る(36枚) 開発したのは英ロンドンを拠点とするENGLER AUTOMOTIVE(エングラー オートモーティブ)です。
クワッドバイクは、バイクのようなハンドルと跨座式シートを採用する特殊な4輪モデルです。 エングラー オートモーティブは2019年、アウディ製5.2リッターV10エンジンをリアに搭載したクワッドバイク「エングラー FF スーパークワッド V10」をジュネーブ国際モーターショーで発表。その最高出力は850hp、車重はわずか850kg、パワーウエイトレシオにして1hp/kgと、スーパースポーツを凌いで、F1マシンに肉薄するスペックで、世界に衝撃を与えました。 あれから5年経った今回、セカンドインパクトをもたらすかのように進化モデルの「エングラー V12」を発表しました。 リアに搭載されるエンジンはV12。どこから供給されるかは現時点で伏せられていますが、独自のチューニングにより最高出力1200hp、最大トルク1200Nmと、にわかに信じがたいスペックを打ち出します。 車重は1200kg。今回もパワーウエイトレシオ1kg/hpを達成しており、0-100mile加速は2.5秒を記録するとアナウンスされています。 創設者でCEOのヴィクトール・エングラー氏は「ダウンサイジング、ハイブリッド車が台頭するなかで、私たちは別の道を歩むことを決めました。 今回発表したV12には独自で設計した 8速デュアルクラッチのギアボックスを備えています。そのギアボックスの重さは30kg未満。これまで公道走行可能な自動車に使用されたギアボックスとしては世界最軽量です」 価格は未定ですが、生産台数は限定20台とし、そのうち1台はエングラー氏が所有するそうです。
近藤 英嗣