人気ショルダーバッグを模倣? ユニクロが中国発ブランド「SHEIN」を訴える
日テレNEWS NNN
ユニクロで人気のショルダーバッグ。その模倣品を販売したとして中国発のブランド「SHEIN」が訴えられました。 ◇ 17日、渋谷で見かけたのは、“三日月の形”が特徴的なバッグです。 30代・40代 「ユニクロで買いました」 「便利そうだなと」 「SNSでバズっていたので」 「見た目よりもものが入る」 ものがたくさん入って価格も1500円と手頃です。日本のアパレルメーカー「ユニクロ」が2020年に販売を開始した「ラウンドミニショルダーバッグ」です。しかし今、このバッグをめぐり“ある騒動”が勃発しています。 20代 「ユニクロファンからしたら、パクったのかなという悪い印象になっちゃうのでちょっと悲しいです」 ユニクロは16日、自社のHPで「SHEINによる模倣商品の販売が、ユニクロブランド及び当社の商品の品質に対するお客様からの高い信頼を大きく損ねている」とコメントしました。 “パクリ疑惑”が浮上しているのは、中国発のアパレルブランド、SHEINです。流行を取り入れたデザインと価格の安さをウリにネット販売を展開。若者を中心に人気で、東京・原宿にも店舗をオープンしています。 今回、ユニクロはそのSHEINを展開する3つの会社を相手どり、「模倣商品の販売停止」と、1億6000万円の損害賠償を求める訴えを起こしたのです。実際、SHEINの通販サイトをのぞいてみると… 記者 「ユニクロのラウンドミニショルダーバッグとほとんど同じ形のバッグが販売されています」 ユニクロの「ラウンドミニショルダーバッグ」とSHEINのバッグを2つ並べて比べてみると、確かに形はそっくりなようにも見えます。商品によってはユニクロの半額以下で買えるものもありました。 購入者のコメントには「お店でも比べたけど、これユニクロすぎた」「ユニクロのバッグ買おうか迷ってたから、こっち買った」などといった声もありました。 一方、どちらのバッグも持っていない人にも話を聞いてみました。 ――ユニクロとSHEINのバッグについて どちらも持っていない会社員(20代) 「同じ。似ているなって」 ――どういうところが似ている? 会社員(20代) 「色も形も似ている。全部」 「(買うなら)安い方かもしれないです」 ――なんで安い方? 会社員(20代) 「お金がないから」 その一方、次のような意見も聞かれました。 会社員(40代) 「似てるけど、売ってても不思議じゃない形なので、マネかって言われると、そこまででもないかなくらいのデザイン」 一方で、ラルフローレンなど複数の企業から著作権侵害などの訴訟を起こされた過去もあるSHEIN。17日に「SHEINは他者の知的財産権を尊重し、全ての申し立てを真摯に受け止めます」とコメントを発表し、この件について今後調査を進めていくということです。