「我が家」キム・ヒソン“幸福の基準を再び考えるきっかけになった”
女優キム・ヒソンが、本当の家族の意味を伝え、「我が家」の始まりと終わりを飾った。 キム・ヒソンは、最近韓国で放送終了したMBC金土ドラマ「我が家」で、家族を守るためにすべてを捨てた家庭心理カウンセラーのノ・ヨンウォンを演じた。彼女は繊細な心理描写と感情の演技を披露。今作で再び彼女の変身と選択は正しかったということを証明した。 ――「我が家」放送終了の感想を教えてください。 キム・ヒソン:今作は、私にとって本当に意味のある作品でした。撮影中にたくさんの感情を抱きました。様々なキャラクターと交感する過程で、成長することができました。ノ・ヨンウォンは、私にとって勉強の機会になりました。ヨンウォンは、単純に家族の葛藤を解決する役割だけを果たす人物ではなく、その過程を通じて自分の感情と人生を振り返って、成長する姿を見せる人物です。そのおかげで、私たちはどんな家族だろう、私はどんな妻で、どんな母だろう、と考えるようになりました。ヨンウォンを通じて自分自身を振り返って反省し、気を引き締める時間を持つことができました。私と共にヨンウォンの旅程に共感し、笑って泣いてくださった視聴者の皆さんに心から感謝しています。ノ・ヨンウォンという人物が、皆さんの心の中に長く残っていてほしいです。 ――劇中、ホン・サガン(イ・ヘヨン)とはいつも対立する嫁姑の関係から、息子がいる母であり家族として、徐々に理解し合う関係を描きましたが、イ・ヘヨンさんとの共演はいかがでしたか?また、キム・ナムヒさん、DKZのジェチャンさん、元MOMOLANDのヨンウさんなど他の出演陣との共演はいかがでしたか? キム・ヒソン:イ・ヘヨンさんは、学ぶ点がたくさんある先輩です。キム・ナムヒさん、ジェチャンさん、ヨンウさんともとても楽しく撮影しました。みんなそれぞれの役割に完璧に没入し、お互いを配慮するなど、自然に家族のような雰囲気を作っていきました。そのおかげで撮影中に、豊かでリアルなシーンがたくさん誕生したと思います。みんなと共演できてすごく嬉しかったですし、撮影現場の雰囲気がとても良かったです。 ――同作をはじめ、バラエティ番組「ご飯でも一杯食べて」が同時に放送されて大人気を博しています。オールラウンダー女優として、活発に活動できる原動力はどこにあるのでしょうか?これからの活動計画も気になります。 キム・ヒソン:私の原動力は、様々な経験と、挑戦を通じて成長し続けようとする情熱です。新しい役やストーリーに挑戦し、女優として深みを増していく過程が楽しく、やりがいを感じます。これからも良い作品とバラエティ番組で、ファンの方々とコミュニケーションしたいです。楽しみにしていただきたいです。心から感謝しています。 ――同作を通じて、ブラックコメディというジャンルのフィルモグラフィーをもう一つ追加しました。作品を選択する基準と、今後挑戦したいキャラクターがあれば教えてください。 キム・ヒソン:「この作品が自分にとって新しい挑戦になるか」「この作品が与えるメッセージは何だろうか」を基準にしています。今作は、初めて挑戦したブラックコメディでした。落ち着いたトーンでセリフを言おうと思いました。ヨンウォンは、家族たちの秘密を知る人物です。中心を取る必要がありました。目立たず、適度に馴染むために努力しました。挑戦したいキャラクターはたくさんあります。強い女性や複雑な内面を持つ人物に挑戦したいです。ジャンル物に関心が高いですが、私が得意なラブコメディもいいですね。 ――エンディングに「壊れた家族はなく、誤った期待があるだけだ」というヨンウォンのナレーションがあります。同作では、家族の秘密がたくさん登場しましたが、キム・ヒソンさんにとってあなたの家族とは、どんな家族ですか? キム・ヒソン:エンディングのナレーションは、私に深い響きを届けてくれました。私が考えている幸福の基準を、再び振り返ってみました。同時に、私は家族に何を期待しているのか、自ら質問してみました。家族は大げさな目標やものすごい結果、または代理満足の道具ではない、ということを悟りました。辛い時にお互いに頼れる家、その単純な意味を再び考えるようになりました。 ――最後に、今作とノ・ヨンウォンを愛してくれた視聴者の皆さんに挨拶をお願いします。 キム・ヒソン:最後まで視聴していただき、感謝申し上げます。作品は終わりましたが、家族の意味を繰り返し考えるきっかけになれば嬉しいです。皆さんに作品の余韻を楽しんでほしいです。
キム・ジウ