大分市中心部のパブリックアートへの落書き 修復作業が始まる 90万円を市が負担
大分放送
大分市中心部にあるビルの壁のパブリックアートが落書きされた事件で作品の修復作業が25日から始まりました。 【写真を見る】大分市中心部のパブリックアートへの落書き 修復作業が始まる 90万円を市が負担 大分市府内町にあるビルで1月11日、パブリックアートに落書きされているのがみつかり市は警察に被害届を提出しています。 (制作した前田信明さん)「絵の具を入れ込んでいかないといけないから非常に作業が難しいですね」 落書き被害から2週間がたった25日景観維持を目指して修復がはじまりました。作業を行っているのはアート作品を制作した熊本市在住の美術家前田信明さん(74)で、アート作品への理解が深まっていない今回の行為に憤りを隠せません。 (前田信明さん)「アート作品の上に汚い落書きをするというのはどうかなと思います。美術の範疇から外れていると思います。そこが残念ですね」 事件を受け作品を管理する「大分市アートを活かしたまちづくり推進会議」は1月12日に再発防止策として落書きが法的処分の対象となることを示すパネルを設置しました。作品を管理する団体の関係者は… (大分市アートを活かしたまちづくり推進会議アドバイザー・管章さん)「アート作品っていうものに対する公共的な意識というのを高めていくそういった啓発も含めて取り組んでいきたい」 修復にかかる費用はおよそ90万円にのぼる見込みで市が負担します。修復作業完了は今年3月上旬を見込んでいます。
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