とやま銭湯物語 水質が評判のこだわり銭湯 銭湯めぐりスタンプラリーも 富山市の高原鉱泉
富山テレビ放送
寒い季節に恋しくなるのが、そう!「銭湯」。 県内には、全国に誇るこだわりの温浴施設が数多くあります。 「とやま銭湯物語」 12月5日は、富山市にある水質が評判のこだわり銭湯をご紹介します。 富山市高屋敷にある老舗銭湯「高原鉱泉」。 *高原鉱泉三代目店主 田村慎治さん 「創業が昭和32年4月です。これで67年になりますね」 田村さんの1日は浴室の清掃からはじまります。 *高原鉱泉三代目店主 田村慎治さん 「(浴室の清掃は)毎日欠かさず、朝2~3時間かけてやる」 高原鉱泉が長く愛される理由、その一つが…。 今では珍しい薪窯で沸かすお湯。 肌触りがやわらかく「よくあたたまる」と評判です。 *高原鉱泉三代目店主 田村慎治さん 「基本「薪」。これでもう十数年になる。それまでは「おがくず」でやっていたんですが…薪で沸かした湯は「滑らかで体が温まる」と言ってくれる」 脱衣所は大きな窓から太陽の光が差し込む開放的な空間で、昔ながらのぬくもりが感じられます。 壁には、先代にあたる父親が好きだった「立山の写真」が飾られています。 今では県外からもお湯を楽しみに訪れる人がいるほど人気の銭湯、その浴場は・・ *高原鉱泉三代目店主 田村慎治さん 「こちらが「ウルトラソニックバス」となっていて通常のジェットバスプラス、きめ細かい泡が出る装置。いま実際にやってみます。こんな感じで、きめ細かいクリーミーな泡が出るようになっている」 スイッチを入れて数秒後にはたくさんの泡が湯船を埋め尽くす高原鉱泉名物の「ウルトラソニックバス」。 専用の入浴剤を使うことで、きめの細かい泡ができ全身を優しく包み込みます。 続いて紹介してくれたのが、こだわりの露天風呂です。 *高原鉱泉三代目店主 田村慎治さん 「(露天風呂では)毎日、全国から取り寄せた「湯の花」を入れて、できるだけ源泉に近いお湯を再現している。今日は群馬県の「伊香保温泉」」 露天風呂では、高原鉱泉の名物「全国温泉めぐり」を開催していて、その名の通り全国の有名温泉の成分が配合された「湯の花」で、全国13種類の名湯を日替わりで楽しめます。 開放感のある露天風呂にゆったりつかれば1日の疲れも吹き飛びそうですね。 *高原鉱泉三代目店主 田村慎治さん 「「高原鉱泉」の特徴をひとつあげるとすれば、うちは「水」につきます」 高原鉱泉の最大の魅力は、地下80メートルから組み上げられた立山連峰のミネラルをたっぷり含んだ天然水を使っていること。 もちろん水風呂にも使用されていて15度前後の水質の良い水風呂はサウナでほてった体を「ととのえ」てくれると、水風呂目当てで来る人も多いそうです。 ライオンがデザインされたオブジェは高原鉱泉のシンボルです。 組み上げた地下水は1年に1回水質調査を行い、飲み水として建物入り口の水汲み場で提供されています。 *高原鉱泉三代目店主 田村慎治さん 「最近は若い人を中心に「銭湯サウナブーム」があって、「生活の一部」という銭湯のあり方から「癒し」や「銭湯文化」を楽しむという考えに変わってきている。「癒しの空間」を大切にして落ち着いた雰囲気のなかで銭湯を楽しんでいただければ良いかなって思っています」 富山県浴場組合は、県内42の銭湯を回りスタンプを集める 「富山銭湯めぐり」スタンプラリーを開催中。 特製のTシャツやキーホルダーが当たる抽選に参加できます。
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