信じていた人間に捕まえられた!怒り爆発!野良猫つみれちゃん 「絶対に許さない」…家族との絆は再び築けるのか
「どこで生んだか教えて?」
あれこれ準備している最中にお母さんはインフルエンザにかかり、2週間ほど動けなかったのです。体調が回復してつみれちゃんを見てみると、お腹がぺたんこ。どこかで生んだのでしょう。お母さんは焦ります。 「どこで生んだか教えて?」 つみれちゃんに尋ねますが、つみれちゃんはしれーっとした顔。毎日ご飯をあげながら、声をかけ続けます。つみれちゃんは柄の長いブラシでゴシゴシしてもらうのが好きですから、ゴシゴシしながら「どこにいるの?」「元気なの?」と声をかけ続けます。 ある時、つみれちゃんがゴシゴシの途中でゴロンとお腹を見せることがありました。この時にお乳が見えたんです。4つ吸われている形跡があります。ちょうど、伊沢さんが様子を見に来てくれている時にゴロンしてくれたので、情報共有ができました。 しかし、数日経つと吸われている乳首が3つになっています。どうやら1匹は…。お母さんは焦ります。近所にも声をかけ、子猫たちがどこにいるのか探しました。
お母さんの執念
街の木々が色づいた10月下旬、遂につみれちゃんが根負け。お母さんに子猫の居場所を教えてくれました。それは、伊沢さんが「ここじゃないか?」と目星をつけていたところ。さすがです。子猫の1匹は、なんと手づかみで保護。半年前までは猫に触れたこともなかったお母さんが。 次はつみれちゃんの番だとお母さんは意気込んだものの、つみれちゃんとまた会えなくなってしまいました。今までのお母さんなら「困ったな」で終わっていましたが、子猫の手づかみが出来たお母さんは違います。つみれちゃんがご飯を貰っているお家のチャイムを鳴らし、事情を説明。捕獲器を設置してもらうことに。 2023年11月6日、ちょうど、つみれちゃんがご飯を食べにきたところ、お母さんは捕獲器にご飯をセットして声をかけました。 「ここにご飯があるよ」 つみれちゃんは嬉しそうに捕獲器の中のご飯皿に近寄ります。途端、ガシャンと扉が閉まりました。この時のつみれちゃんの表情を、お母さんは忘れることができません。 「しんじていたのに…」 大ショックだったよう。