「たんぱく質」を摂取すると身体にいいと聞いたので、食費の節約にもなるし「卵料理」ばかり食べています。何かデメリットはありますか?
卵を食べるメリット
完全栄養食ともいわれるほど、栄養が豊富に含まれている卵を食べると、どのようなメリットがあるのでしょうか。 メリットとして挙げられるのが、糖質の少なさや腹持ちのよさです。一般的な主食である米やパンなどには糖質が多く含まれていますが、卵は糖質をほとんど含みません。また、卵は腹持ちがよいのに加えてたんぱく質が豊富に含まれているため、ダイエット中にもおすすめの食材です。
たくさん食べても問題ない?
「卵は1日に1個までしか食べてはいけない」という意識のある方も少なくないでしょう。しかしこれは、卵にコレステロールが多く含まれることからいわれていたもので、現在では1日に2個以上食べても健康上の問題はないとされています。 なぜ考え方が変わったのかというと、食事から摂取できるコレステロール量は、血液中のコレステロール量に必ずしも影響を与えるわけではないからであるといわれています。さらに、卵に含まれているレシチンやオレイン酸には、コレステロール値を下げる働きがあるということが分かってきたことも要因の一つでしょう。 しかしその反面で、卵の食べ過ぎは血中コレステロールが増える可能性があり、糖尿病や脂肪異常症の人は注意が必要と考えられています。また卵は低糖質ではあるものの、1個あたりのカロリーがMサイズでおよそ87キロカロリーもあります。卵の食べ過ぎは、カロリーの過剰摂取にもつながるため気をつけましょう。
足りない栄養も補って食べましょう
栄養が豊富に含まれている卵ですが、食物繊維やビタミンCは含まれていません。これらが含まれている食材には、野菜や果物などがあります。難しい調理をしなくても、サラダで簡単に補えるため、付け合わせに取り入れてみてはいかがでしょうか。 また、卵以外にも気軽に手に入る、たんぱく質が豊富な食材があります。例えば、納豆や豆腐などの豆製品、チーズやヨーグルトなどの乳製品もおすすめです。同じ食材ばかりにならないように、これらも取り入れてバランスのよい食生活を送りましょう。 出典 株式会社しんげん「卵」に関するアンケート調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部