「まるで灯台のように輝いていた」貴重なゴールと中盤での好プレーで3連勝に貢献した旗手怜央に賛辞! 複数メディアが「ベスト11」にも選出
セルティックは8月25日に行なわれたスコティッシュ・プレミアシップ第3節でセント・ミレンを3-0で下して開幕3連勝を飾った。3戦連続で先発出場を果たした旗手怜央は、開幕戦に続いてまたしてもゴールを挙げ大勝に貢献を果たしている。 【動画】セルティック旗手、前田のアシストから鮮やかに今季2点目! 33分にアリスター・ジョンストンの縦パスを前田大然が頭で落としたところを、左足のダイレクトシュートで右ゴールポストを叩きながらネットを揺らし、チームの2点目をゲットした旗手。決して簡単ではないフィニッシュでチームにさらなるリードをもたらした彼に対して、現地メディアは高い評価を下した。 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、「ブライトンに移籍したマット・オライリーの不在を、旗手が見事なプレーで補った。最も輝いた日本人選手は、5つのチャンスを演出し、自ら落ち着いたシュートでチームの2点目を決めた」として、この試合の最優秀選手であることを強調している。 英国公共放送『BBC』も、「旗手は素晴らしいワンタッチシュートを決めた他、後半にはさらなる得点を奪いそうだった」と伝えるとともに、「ブレンダン・ロジャース監督にとって、MFのパフォーマンスは心強かったことだろう。なかでも旗手は、クレバーな動きで危険なポジションに入り、ゴールに加えてチャンスも量産。フィジカル面が完調であれば、彼にはオライリーの穴を埋められる能力がある」と、今後の活躍にも期待を寄せた。 続いて日刊紙『THE SCOTTISH Sun』は、10点満点の採点でカラム・マグレガーと並んで最高となる「8」を背番号41に与え、『Daily Mail』紙は「セルティックは試合の主導権を一度も手放すことなく、マグレガー、パウロ・ベルナルド、そして旗手が絶えずスペースに動き、ボールを奪ってはパスを味方に提供した」と、その働きを振り返っている。 『THE SCOTSMAN』紙は、「マグレガーと旗手は、まるで灯台のように輝いていた。昨季、ふくらはぎの問題を抱えていた日本人選手は今、最良の状態に戻った。セルティックは彼が、この移籍市場最終週にどんな“誘惑”にも負けないことを願っている。この調子でいけば、旗手はもっと競争の激しいリーグで活躍することが容易に考えられるからだ」と、その去就にも言及した。 同メディアはまた、プレミアシップ第4節の「ベストイレブン」を発表し、旗手をMFのひとりとして選出。寸評では「チームメイトのマグレガーやアバディーンのグレアム・シニーとの競争を制し、この日本人MFはS・ミレン戦で『8.8』という高採点を獲得した。2点目を決めただけでなく、83%のパス成功率を記録し、5つのチャンスを創出して、デュエルの勝率は100%だった」と綴っている。 なお、前出の『BBC』も「チーム・オブ・ザ・ウィーク」に、セルティックからはジョンストン、マグレガーとともに旗手の名前を挙げ、「マグレガーと旗手のどちらが良かったかを判断するのは難しく、両選手を選出するべきだろう。旗手の本当の実力はまだ見えていないと感じられる」と、さらなる向上の可能性を示唆した。 構成●THE DIGEST編集部
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