「まだまだ老け込んじゃいねーんだよ!」42歳のYAMATOが新世代のエースを撃破しドリームゲート王座初防衛!
12日、神奈川県・横浜武道館にてDRAGON GATE『DANGEROUS GATE 2024』が開催。YAMATOが菊田円を制してオープン・ザ・ドリームゲート王座初防衛を果たした。 YAMATOは、先月21日に神戸ワールド記念ホールで行なわれた25周年記念大会にて約2年7ヶ月ぶりに団体最高峰の王座であるオープン・ザ・ドリームゲート王座を戴冠。 その際にYAMATOは14分に渡るマイクで熱い思いを叫んだが、その内容は溢れんばかりのドラゲー愛。今のドラゲーを支える新世代の頑張りを素直に称賛し、「クソぶっかけて辞めていった奴ら」「裏切って敵に寝返った奴」を罵倒。そして団体の負の部分も背負う自分たちベテランがドラゲーの未来を担う若手たちに超満員の会場で試合が出来る環境を創ってやりたいという熱い思いだった。 その想いに呼応して挑戦を表明したのは、新世代のエース格でありドリームゲート戴冠歴もある菊田円。YAMATOが背負う十字架を新世代が引き継ぐことが出来るのかどうかに注目が集まっていた。
試合が始まると体格に勝る菊田がパワーで圧倒していき、得意のヒップアタックを連打して畳み掛ける。 苦戦を強いられるYAMATOだったが、腕への一点集中攻撃で活路を開き腕十字で何度もギブアップ寸前まで追い込む。それでも菊田は敢えて痛む右腕でチョップやラリアットを放っていく意地を見せる。 思うように打撃の威力が出せない菊田だったが、手数の多さでカバーして終盤に怒涛の畳み掛けを見せる。YAMATOも普段は見せないラリアットで菊田をなぎ倒し、ギャラリアで突き刺す。菊田がギリギリでキックアウトすると、YAMATOが奥の手のラグナロクを解禁して3カウントを奪った。 YAMATOは「お前絶対95kgじゃねーだろ。ヘビー級だよ完全に」とぼやきつつ、「新世代の言葉は俺たち上の人間にとっちゃ非常に頼もしいけどな、俺らもまだまだ老け込んじゃいねーんだよ!」と吼える。 そして、実質キャリア3年でこの域まで達した菊田を「コイツがDRAGON GATEの光だよ。DRAGON GATEの未来は明るいよ」と称賛し「DRAGON GATEはこんなもんじゃないはずだ!ドリームゲートチャンピオンYAMATOの力で!いや、DRAGON GATE全員でもっともっとお客さんがたくさん来てくれる、お客さんが楽しいって言って帰ってくれるDRAGON GATE!皆さんが胸張って『DRAGON GATEが最高だ!』って言えるDRAGON GATEを僕らが必ず創っていきます!」と熱い思いを叫んで大会を締めた。