２連勝中のエイシンワンドはここでも当然楽しみがある

［ＧⅡ京王杯２歳Ｓ＝２０２４年１１月２日（土曜）２歳、東京競馬場・芝１４００メートル］ 　降雨による馬場悪化で芝コースは「稍重」スタートとなった土曜の東京競馬場。京王杯２歳Ｓを予想するうえで困るのは、キャリアが浅い若駒同士の戦いなので、馬場の巧拙が見えづらいことだろう。 　少ないヒントから探ってみると、まず、エイシンワンドとクラスペディアは重馬場の小倉２歳Ｓで好走しているので心配はなさそう。加えて、この２頭には心強い情報がある。まずエイシンワンドについては担当記者の赤城からこんな報告が。 「走ることに対しては非常に前向き」「普段は『手がかかるところが全くない』と大久保調教師が言うくらいの優等生であり、２歳のこの時期の完成度としてはトレーナーも驚くほどのレベル」 　完成度が高いからこそ前走で馬場をこなせたのだろうし、コメントの前半部分からは馬場が悪い中でも諦めずに走ってくれそうな雰囲気も伝わってくる。一方、クラスペディアに関しては、１週前の時点で鞍上の小崎が「新馬から２戦は変わった感じはなかったですが、１段階上がっています」と話していたとか。成長が感じられるとあれば、こちらも信用できそうだ。 　反対に、馬場を苦にする可能性があるのがマイネルチケット。稍重のサウジアラビアＲＣで３着に入っているので問題ないかと思いきや、記者のメモには「きれいな跳びをする馬で理想は良馬場。前走は稍重でも走れているが開幕週の馬場だった。開催が進んだ馬場で雨が降るとどうか」と陣営が天気を心配していたことが書き込まれていた。 　なお、上記のような記者の「取材メモ」は先週から搭載された「記者メモ」で公開中だ。