ローマと拮抗のドローのユヴェントス、モッタ監督「結果は妥当。無失点はポジティブ」勝ちきれなかった要因は? | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ユヴェントスのチアゴ・モッタ監督が日本時間2日、セリエA第3節ユヴェントス対ローマ戦を終え、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで試合を振り返った。 【動画】ユヴェントス×ローマ|ハイライト
新指揮官チアゴ・モッタの下、サプライズ抜てきされた下部組織出身のサムエル・バングラやニコロ・サヴォーナらが活躍してセリエA開幕から2連勝を飾り、前節を終えて単独首位のユヴェントス。日本時間2日、ダニエレ・デ・ロッシ率いるローマを本拠地アリアンツスタジアムに迎えたが、決定力を欠き、スコアレスドローで終えた。 連勝がストップし、合計7ポイントでインテルやトリノ、ウディネーゼに並ばれたユーヴェの指揮官は、『ダゾーン』のインタビューで自陣のパフォーマンスを分析した。 「まだ失点していないということが、ポジティブな要素だ。ラスト30メートルでの精度についてはその通りだ。われわれには、レベルを引き上げられるクオリティもある。確かに今日は、慌てたボール支配になってしまったが、クオリティの高い相手にボールを奪われると、より難しくなる。非常に拮抗した試合で、結果は妥当だった」 モッタは、解説のアンドレア・ストラマッチョーニ氏から、ユーヴェが攻勢を仕掛けたシーンにおいて、なぜ試合を決めきることができなかったのかを問われると、自身の見解を示した。 「もっと根気よくプレーする必要があった。それからリズムを変えたり、縦への攻撃を仕掛けたりするタイミングを理解する冷静さが足りなかったように思う。相手陣内での攻撃に関して、改善するべき点があった」 前節のヴェローナ戦でドッピエッタ(1試合2得点)を記録したエースのドゥシャン・ヴラホヴィッチはローマ戦で無得点に終わったが、ユーヴェ指揮官はセルビア代表FWのチームへの貢献を評価している。 「ヴラホヴィッチは良い調子だ。チーム内の1人目のDFであり、素晴らしいエネルギーとスピリットを持っていて、チームを助けてくれる。ゴールを挙げる時もあれば、そうでない時もあるが、私が重視しているのは、得点だけではない。いろんなことを考慮している。私はこれまでの彼のパフォーマンスや、チームへの貢献とサポートに非常に満足している。このままの調子を続けるべきだ」
伊解説陣が見たビッグマッチ
両チーム共にボール支配は50%、枠内シュートもそれぞれ1本と拮抗した一戦。元ローマ下部組織指揮官のストラマッチョーニ氏は「勢いはユーヴェにあったので、ローマの方がユーヴェよりも少しだけ満足しているかもしれないね」と分析したが、実況を担当したイタリア人ジャーナリストで人気司会者のピエルルイジ・パルド氏もコメントした。 「2チーム共に良いプレーをした。組織的で非常に注意力が高く、ビッグチャンスがほとんどなかった。ただ、楽しいゲームとは言えず、試合はこう着し、パーソナリティやクオリティの面が足りなかった。引き分けは妥当であり、両チームにとって良い結果と言えるだろう」