意外と知らない「白髪になる原因」を発毛専門医にぶつけてみた!|美ST
美ST世代と切っても切り離せない、白髪問題。なぜ白髪になる?治す方法はある?など基本から、知っているつもりで間違えていた知識を医師が解説!これ以上白髪を進行させないための解決策を見つけましょう。
「白髪」はどうして起こる?止めることはできる?
→白髪になるのはメラノサイトの活動低下が原因! メラノサイトが遺伝的に減っている、活動が低下、毛髪を作るケラチノサイトとメラノサイトのコミュニケーションが不調などの原因で、生えてくる毛にメラニン色素を与えられず白髪に。メラニン色素を合成するために必要な代謝酵素チロシナーゼの活性不足でも白髪になります。
→人によって白髪になる時期は生まれた時から決まっている!? 白髪は酸化ストレスで17型コラーゲンが失われることで毛包幹細胞が減少し、その結果メラノサイトも減ることで発症します。白髪のなりやすさは生まれ持ってほぼ決まっていて、栄養失調、甲状腺異常、タンパク質や鉄・銅不足、喫煙なども白髪を増やす原因と言われています。
→女性の白髪は圧倒的に生え際から目立ち始める人が多い 女性の白髪は、こめかみ付近から目立ち始める男性にくらべて、生え際と頭頂部から出やすい傾向があります。生え際と頭頂部に白髪が出始めたら、本格的な予防ケアを。目を酷使する人はこめかみに多いなどの噂がありますが、今のところ医学的には証明されていません。
■お話をうかがったのは…人見佳代先生(発毛専門医/リアスクリニック) 日本臨床毛髪学会所属。薄毛タイプを鑑別し、治療を提供。「薄毛治療は早く始めるほど改善可能」 2024年『美ST』12月号掲載 イラスト/栗尾美月 取材/伊藤恵美 再構成/Bravoworks,Inc.