最終予選で4戦連続ベンチ外...長友佑都は代表キャリア最大の苦境をどう抜け出すのか?「選択肢を監督に与えられるように準備したい」
百戦錬磨の男は高い基準で世界を見据えている
「勝っている状況とか、最終予選はどうなるか分からないですけど、相手のウイングに速いドリブラーとかが来たら、もう一段階レベルが高くなる。怖い選手を1対1で止めるという強みを僕は持っているので、そこで勝負できたらいいなと思いますね。 ブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオールと戦うとか、速い選手は他にも世界にいますけど、そうなった時にどうするのかという選択肢を監督に与えられるように準備したいと考えています」 これまで4度W杯に出場し、カメルーンのサミュエル・エトーやコロンビアのファン・クアドラードのような怪物を封じてきた百戦錬磨の男は高い基準で世界を見据えている。年齢が40歳近くになろうとも、その意識は全く変わっていないのだ。 ならば、そろそろ底力をピッチで示してほしいもの。今年1~2月のアジアカップ後、代表に呼び戻された長友は「選手の中のコーチ」「若手のサポート役」のように考えられているが、本人もそれだけでは納得できないはずだ。 代表人生で最大の苦境から這い上がろうと思うなら、やはりパフォーマンスで見るものを納得させるしかない。4バック併用の可能性がある今回はまさに絶好のチャンス。今こそ長友には積み重ねた経験値を最大限に発揮してほしいし、森保監督にも意味のあるチャレンジを求めたいところだ。 取材・文●元川悦子(フリーライター)
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