＜春に駆ける’２２センバツ＞選手紹介／７ 聖光学院・安田淳平中堅手／只見・大竹優真左翼手 ／福島
◇美声でチーム鼓舞 聖光学院・安田淳平（やすだ・じゅんぺい）中堅手（２年） チーム一の美声を誇る。仲間からは「別格」と声が上がるほどだ。十八番（おはこ）はサウシードッグの「シンデレラボーイ」。練習前にアカペラを披露し、仲間のモチベーションを上げることもある。 グラウンドでは常に冷静なのに、特技は「変顔」と意外な一面もある。「他の部員からはどう思われてるか分からないが、寮で同じ部屋の伊藤遥喜（はるき）は笑ってくれるので好評だと思っている」と笑顔を見せた。 憧れの選手は大谷翔平（米エンゼルス）。試合中はめったに感情を表に出さず、常に紳士的に振る舞う姿を尊敬している。自分はまだ「試合ごとに一喜一憂してしまうことが多い」と分析する。 好きな言葉は松坂大輔さん（元西武）の名言。「僕は夢は見ない。常に目標を掲げる」 １７７センチ、７７キロ。中堅手。右投げ左打ち。 ◇夢舞台で投げたい 只見・大竹優真（おおたけ・ゆうま）左翼手（２年） 昨秋は背番号１を背負いながら登板は無く、外野手で出場した。昨夏もエースだっただけに、「投げられず悔しかった。もう一度１番を付けてマウンドで投げたい」。その思いが冬のトレーニングの原動力になっている。 投手として、長身を生かした角度のある直球が武器。父・真也さんも野球部ＯＢで「甲子園は今までの大会とは違う。これからの練習をもっと頑張れ」と声をかけられた。 「長身で、世界で活躍している」と、ダルビッシュ有（米パドレス）の投球フォームを参考にしている。小学４年から６年間続けたクロスカントリースキーが特技だ。 センバツで対戦したいのは、京都国際。「高校ナンバー１左腕の森下瑠大投手がいるので、見てみたいし、対戦したい」＝つづく １８７センチ、７６キロ。左翼手、投手。右投げ右打ち。
