小池都知事定例会見12月9日(全文1)予算編成を来年度予算から大幅に変更
東京都の小池百合子知事は9日午後2時から定例会見を行った。 自民党都連は6日、今夏の都知事選で自民党の方針に反して小池知事を応援した区議7人の除名を決めた。小池知事がクリスマス前に結論を出すとしている東京五輪のバレーボール会場見直しに関しては、横浜市長が7日、横浜アリーナ案について「大変難しいのではないか」と述べている。開会中の都議会では、前回2日の定例会見での「黒い頭のネズミ」発言について質問があり、小池知事が「アンシャン・レジーム(古い体制)」と答弁する場面もあった。 【中継録画】小池都知事が定例会見 区議除名や五輪会場問題は
来年度の予算に関する関係団体のヒアリングを実施
NHK:はい。定例記者会見、始めます。小池知事、よろしくお願いします。 小池:はい。それでは本日の定例記者会見、始めさせていただきます。まず今日、私のほうから2件、ご報告がございます。1本目がまず、来年度の予算に関しましての関係団体のヒアリングを行う、この件についてお知らせをしておきます。先日、発表いたしましたように予算編成のあり方を、来年度予算から大幅に変えるということの一環でございます。そしてまた、来年度予算というのは私にとりましては初めての予算編成ということでございまして、透明化、そしてまたワイズスペンディング。そしてまた都民ファースト。いくつも申し上げている、このキーワードを盛り込む、それを数字で表すものになろうかと思います。そして都民の声を最大限、反映させていくということで、予算編成のプロセスそのものも見直しをするということでございます。 そして、私自身が現場の実態に精通しておられます団体の皆さま方からご意見を伺うという、そのような趣旨でございます。そして、都民の皆さまにより身近な、実際の行政のサービスに当たっておられます、区市町村の代表の方々からもお話を伺うことといたします。日程でございますが、12月12日、来週月曜日から20日の火曜日までの日程といたします。 対象の団体でございますけれども、限られた時間でございます。その中で可能な限り広く意見を伺えますように、連合体なども含めた各種団体、計57団体を選定したところでございます。その考え方でございますけれども、団体に関連した補助金、もしくは委託料などの予算が1億円以上のもの。1億円以上を計上している団体を基本といたします。そしてまた、広く都民の生活向上に関わる事業を行っておられる団体。関連業界の上部機関として業界の意見を代表しておられる団体。そして会員相互の連携によってその専門性を生かし、都政に寄与していただいている団体。こういった3つの視点に基づきまして、事業を所管される各局からの推薦も踏まえまして、選定をしたところでございます。これに、区市町村の代表としての特別区長会、東京都市長会、東京都町村会。この3団体からもお話を伺うことといたしております。 先ほど申し上げましたように見直しのテーマとすれば、見える化、透明化。そしてヒアリングの模様はメディアの皆さまにもオープンとさせていただき、インターネット中継を活用いたしまして、都民の皆さまにも公開をすることといたしております。 で、もうすでに今回のこの団体以外にも各局には、さまざまな予算要望は、この時期どんどん届くこととなっております。私も国会議員時代などは、こういった要望などについてそれぞれの形でさまざまなご要望を、税制改正も含めてですけれども、お受けしたものでございます。それぞれ皆さん、毎年、要望がどんどん進化するわけでございますけど、とにかくまずしっかりと伺うということを進めてまいりたいと考えております。