なぜラ・リーガを中止にできなかったのか?もしメッシがコロナに感染したら…【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
無観客開催にしたところで選手同士は必ず接触する
バルサでも練習が再開されたが、接触プレーが避けられないフットボールの性質を考えても、中止の決断を下すべきだったのでは……。(C) Getty Images
再開に向けて、各クラブが本格的に動き出した。ラ・リーガは6月中旬からの約2か月で残りの11節分を消化するという。感染のリスクがある中で、なぜ中止にできなかったのか。選手の身になにかあってからでは遅いのだ。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2020年5月21日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― この原稿を書いている5月3日の時点で、ラ・リーガは再開に向けて活発に動き出している。 5月6日から11日までの間に、1部と2部の全クラブが個人練習をスタートするという。トレーニング施設を殺菌消毒したあと、すべての選手やスタッフを対象にPCR検査を実施し、全員が陰性だった場合のみトレーニングが再開できる。選手は自宅でウェアに着替え、施設内ではマスクや手袋を着用し、練習を終えたら速やかに帰宅することが義務付
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