【大阪杯】勝利数は友道康夫厩舎が断然トップ 芝2000mに強い種牡馬、騎手、調教師を東大HCが調査
友道康夫厩舎が独走
<芝2000mに強い調教師> 友道康夫【74-49-45-210】勝率19.6%/連対率32.5%/複勝率44.4% 国枝栄【47-39-26-183】勝率15.9%/連対率29.2%/複勝率38.0% 矢作芳人【40-39-23-301】勝率9.9%/連対率19.6%/複勝率25.3% 次は芝2000mに強い調教師について。 2位に30勝近い差をつけての圧倒的トップは友道康夫調教師。前走距離に着目すると、同距離組が【30-15-15-85】勝率20.7%、複勝率41.4%に対し、距離短縮組が【6-11-11-39】で勝率9.0%、複勝率41.8%。複勝率こそ差はないが、勝率はガクンと下がる。継続して2000mで使っている馬に注目だ。狙いたい条件は新馬戦。成績は【14-7-3-13】で勝率37.8%、単勝回収率185%と妙味ありだ。 2位は国枝栄調教師。複勝率は牡馬(セン馬除く)41.2%に対し牝馬32.6%と牡馬の方が高いという意外な結果に。ただ単勝回収率については、牡馬98%、牝馬116%と牝馬に軍配が上がる。「牝馬の国枝厩舎」は健在だ。未勝利戦に強く、特に東京コースが狙い目。成績は【7-3-1-8】で勝率36.8%、単勝回収率222%と妙味たっぷりだ。 3位は矢作芳人調教師。重賞、特にGⅢに出走した際は【5-3-2-31】で単勝回収率174%と非常に優秀な成績を残している。コース別では福島が抜群。【5-2-2-16】で単勝回収率218%、複勝回収率130%を記録している。遠征してまで福島のレースを選択した際は勝負度が高いと見ていいだろう。 今週の大阪杯では、ハーパーが友道厩舎に所属。タスティエーラの堀宣行厩舎は【37-33-18-143】で複勝率38.1%、ローシャムパークの田中博康厩舎は【16-10-13-90】で同30.2%、ベラジオオペラの上村洋行厩舎は【11-13-16-65】で同38.1%、プラダリアやカテドラルの池添学厩舎は【20-17-18-102】で同35.0%、ソールオリエンスの手塚貴久厩舎は【25-19-32-123】で同38.2%を記録している。 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
東大ホースメンクラブ