【大阪杯】勝利数は友道康夫厩舎が断然トップ 芝2000mに強い種牡馬、騎手、調教師を東大HCが調査
チャンピオンディスタンスに強いのは?
今週末はGⅠ大阪杯が阪神競馬場の芝2000mで開催される。春古馬三冠の第一戦。国内の超一線級はドバイに遠征してしまったが、それでも昨年のクラシックホースであるタスティエーラやソールオリエンス、オールカマーでハイレベルなメンバーを打ち破ったローシャムパークなど楽しみなメンバーが揃った。 【大阪杯2024 推奨馬】勝率43.8%で単回率221%の黄金タッグ! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 芝2000mはチャンピオンディスタンスとも呼ばれる。この距離区分は日本でも非常に重要視されており、昨年のJRAではGⅠの大阪杯や天皇賞(秋)を筆頭に25もの芝2000m重賞が開催された。そこで今回は「芝2000mに強い種牡馬、騎手、調教師」をテーマにデータ分析を行う。(参照するデータは2019年3月30日~2024年3月24日の過去5年分)。
やはりディープインパクト
<芝2000mに強い種牡馬> ディープインパクト【184-187-165-1004】勝率11.9%/連対率24.1%/複勝率34.8% ハーツクライ【132-110-115-1030】勝率9.5%/連対率17.4%/複勝率25.7% ハービンジャー【105-92-127-871】勝率8.8%/連対率16.5%/複勝率27.1% まずは芝2000mに強い種牡馬について。 トップは184勝でディープインパクト。GⅡ、GⅠでは【14-14-12-94】で単勝回収率270%とプラス域。アルアイン(19年大阪杯9番人気1着)やギベオン(21年金鯱賞10番人気1着)、ポタジェ(22年大阪杯8番人気1着)など、大穴での勝利も多数含まれており大舞台でこそ狙っていきたい。競馬場別では、中京や京都で複勝率40%超えを果たしており、特に中京の単勝回収率は174%とベタ買いするだけでプラスだ。 2位は132勝でハーツクライ。こちらはディープインパクトとは対照的にGⅡ、GⅠで【0-5-5-49】となかなか勝ち切れていない。競馬場別では中山、小倉、京都の3場で勝率が10%を超えている。特に中山と京都は単勝回収率が100%オーバーで妙味も十分だ。また、前走において前目で立ち回った馬が狙い目であり、前走4角5番手以内の馬は複勝率32.2%と好成績、単勝回収率も105%と黒字域だ。 3位は105勝でハービンジャー。重賞では【4-5-8-86】で勝率3.9%と苦戦しているがオープンやリステッドでは一変。【4-4-4-21】で複勝率36.4%、複勝回収率123%と妙味が生まれる。また3勝クラスも狙い目。【6-7-7-61】で複勝率24.7%、単勝回収率は194%とプラス域だ。重賞では割り引き、オープンや準オープンで積極的に買っていきたい。 今週の大阪杯ではプラダリア、キラーアビリティがディープインパクト産駒、ハーパーやカテドラルがハーツクライ産駒、ローシャムパークがハービンジャー産駒に該当する。タスティエーラが該当するサトノクラウン産駒は【7-5-8-115】で複勝率14.8%。ソールオリエンスが該当するキタサンブラック産駒は【31-29-27-188】で同31.6%となっている。