価格の高騰でタイヤ交換も一苦労…海外製の激安タイヤは性能が低くて結局、損するの?
価格と性能は比例しそうだが…。
①適合サイズなら国産と同様に使える ②安全性や耐久性が低く勧められない ③タイヤに何を求めるかで損得は変わる 【詳しく画像を見る】
このところの値上げで、タイヤは本当に高くなった。扁平率が高い太径タイヤを純正装着するクルマが増えたという事情もあるが、大型のSUVやミニバンでは、4本交換すると20万円近い出費になってしまうこともめずらしくない。 そこで注目を集めるのが、海外ブランドの激安タイヤ。タイヤ本体のみの価格で考えると、国産高級品の4分の1くらいで買えることがあるので、問題ないなら積極的に選びたいと考える人も多いだろう。 激安タイヤを選んでいいのかについては、けっこう奥深くて複雑なところがあり、一概には○とも×とも言い切れない。ということで正解は「③」になるのだが、一般ユーザーが街中で安全運転を心がけるという前提なら、正解は「①」であることがほとんどだ。 たしかに、昔の海外製激安タイヤは品質に不安のある製品が多かった。しかし最近は見違えるほど改善されている。オートバックスなどの有名カーショップで取り扱っているブランドは、激安といえども高品質な製品が多いので安心だろう。 また、通販で購入するなら、日本語の公式Webページが設けられているかを確認したい。それだけ力を入れていることの証明になるし、日本での知名度は低くても海外では評価が高いブランドの場合がある。 また、日本の有名ブランド製タイヤは、基本性能を平均以上に磨き上げたうえで、燃費特化型、静粛性特化型、雨天性能特化型など、最先端の個性と性能が盛り込まれている銘柄が多い。 安全性は確保されているだろうが、とくに乗り心地や静粛性を重視するなら激安タイヤの出番はないのだが、性能はそこそこでも普通に走って曲がって止まれれば…というのであれば、一度試してみるのもアリだろう。
<文/CGP編集部>