なでしこジャパン宮澤ひなた「サッカーを通じて少しでも元気を届けられたら…」能登半島地震復興支援マッチに向けて意気込みを語る
◆能登に少しでも元気を届けられたら…
昨年に開催された「FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023」で日本は準々決勝で敗れたものの、5得点を挙げた宮澤選手が得点王に輝きました! そこで中西が「ワールドカップの得点王になった瞬間って、どんな気分ですか?」と質問をぶつけると、宮澤選手は「自分でも実感がないというか……」と苦笑い。 というのも「ワールドカップの前年のWEリーグ(当時はマイナビ仙台レディースに所属)では、1年間で1得点だったんですよ。だから、まさか(ワールドカップの)1ヵ月で5点も取れるとは……(笑)。でもその後、みんなから(祝福の)声を聞いて“得点王になったんだな”と徐々に実感していきました」と明かします。 その後、イングランドの強豪クラブ マンチェスター・ユナイテッドWFCに移籍を果たします。「(オファーが来たときは)ビックリしました。まるでゲームの世界というか……」と素直に語る一方で、移籍1年目となった昨シーズンは「初めての海外だったので、まずは慣れることに必死でした。そして、やっと自分のプレーを(仲間に)理解してもらえた頃にケガをしてしまったので……とても悔しいシーズンでした」と告白。とはいえ、中西がケガの状況を聞いてみると「もう大丈夫です!」と笑顔を見せます。 そして、7月13日(土)には、石川県・金沢ゴーゴーカレースタジアムでおこなわれるパリ五輪前の国内最後の国際親善試合「MS&ADカップ2024~能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登~」が開催されます。 そこで、当日はどんなプレーを見せたいか聞いてみると、「個人としては、ワクワクしてもらえるような“観に来て良かったな”と感じてもらえるプレーをしたいと思いますし、(開催地が)能登なので、サッカーを通じて少しでも元気を届けられたらと思います」と意気込みを語ってくれました。
◆宮澤選手がリスペクトするなでしこの先輩
後半にはスペシャルゲストとして宮澤選手がリスペクトしている、元なでしこジャパン、アルビレックス新潟レディースの川澄奈穂美選手が登場しました! 川澄選手は、なでしこジャパンが初優勝した「2011 FIFA女子ワールドカップ」のメンバーですが、当時小学5年生だったという宮澤選手は「小さい頃から“なでしこジャパンに入りたい”という夢を抱いていましたけど、実際にテレビで先輩方がトロフィーを掲げたところを見たときに“自分もここに立ちたい!”と、自分の夢が決まった感じがしました」と言います。