花澤香菜が明かす“パワー系”キャラの新鮮な役作り 「新たな面を引き出していただいている」
花澤香菜の“後悔”との向き合い方
――アフレコ中、苦労したエピソードはありましたか? 花澤:要の生前に関わることなんですが、少し古めの言葉を使うんですね。走るときに「ワッセ、ワッセ」とかそういう言葉遣いをアドリブで入れていこうと話し合って、そういう隙を見つけるのが苦労もありつつ、楽しいと思えたところです。あとは戦いに負けると記憶もなくなってしまうという設定なので、そこはやっぱり難しいなと思いました。 ――記憶がなくなっても強力な未練で復活するというのはおもしろい設定ですよね。花澤さんは「死んでも死にきれない」みたいな後悔ができたときはどうやって対応しますか? 花澤:そんな後悔あるかなぁ(笑)。あんまりないかなぁ。たぶん「これ、のちのち後悔するな」と思った瞬間に何か行動しているんだと思います。もしあったとしても、そこから挽回できる方法を考えるんだろうなと思います。 ――『RINGING FATE』の放送を楽しみにしている視聴者の方にメッセージをお願いします。 花澤:今(2024年12月)はまだアフレコ中なのですが、ここからどうなるのか私も楽しみすぎて。仲間が増えたり、未練を抱えた人たちの過去が明らかになったり、いろいろな展開があります。あとはアニメの中に映像として「あれ、何なの?」とすごく気になるところがたくさんあって、多分どれも何かの伏線だと思うので、その辺りの謎解きが私自身もとても楽しみだなと思っています。1話も見逃さずに観てほしいです。一方で、何も考えずに観ても、アニメーションのかわいさだったり、ギャグシーンのおもしろさだったりがてんこ盛りで、気軽に観ていただける作品にもなっていると思うので、ぜひいろいろな人に観てほしいです。
徳田要太