問題多発の「KB5039302」の配信が再開 ～特定プロセッサー搭載デバイスを除く
米Microsoftは6月28日（現地時間）、Windows 11向け2024年6月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5039302」の提供を再開した。本パッチは適用後にシステムが起動不能になったり、再起動を繰り返す不具合が発見され、提供が一時停止されていた。 同社によると、この問題は特定のプロセッサーを搭載するホストで「Hyper-V」仮想マシンを実行した場合に発生するようだ。問題の影響を受ける可能性のあるデバイスは、依然パッチを受けることはできない。 なお、「KB5039302」に関してはタスクバーが表示されなかったり、操作できなくなる問題が新たに発見されている。適用を考えている場合は注意したい。「KB5039302」は来月実施される「Windows Update」のテストと位置づけられており、適用は必須ではない。既知の不具合を解決したいというのでもなければ、7月の「Windows Update」を待ってもよいだろう。
窓の杜,樽井 秀人
