【阪神】岡田彰布監督、イジりで先制? 阿部監督の目の前で「注意していたのは新外国人だったんですけど」
阪神・岡田彰布監督が28日、東京ドームで行われた開幕戦の前日記者会見で巨人・阿部慎之助監督と同席した。互いの印象、警戒する選手を問われると「本当は、2月のキャンプから一番要注意していたのは新外国人だったんですけどね。なんか、ちょっと拍子抜けして」と真顔。開幕直前にオドーアが電撃退団した相手を“イジる”ような発言に、会見場が笑いに包まれた。ピリピリとしたムードが一瞬、和やかに。同時に「当然、新しい選手がそのポジションに入る。すごく気持ちが入っていると思う」と警戒した。 【写真】頼んだぞ!開幕投手の青柳 以下は岡田監督の主な一問一答 ―開幕への意気込みを 「昨年はWBCの優勝というのがあって、すごく野球っていうか、いい流れで開幕だったんですけど、今年はね、本当にゼロからの、明日は今年のプロ野球界を占うような日になると思うので。伝統の巨人、阪神戦なので。いいゲームをして、この1年、野球界を盛り上げていけるように。野球ファンの人にね、注目を与えるゲームになると思うんですけどね、1年間、頑張れるようにやっていきたいと思います」 ―開幕投手は 「タイガースは青柳晃洋投手でスタートしたいと思っています。今年入って、昨年も開幕投手だったんですけど、今年に入って、正月からいろいろやっぱり青柳でいこうかなと。2月のキャンプで1か月ブルペンのボールを見て、昨年より全然いいし、そういう意味で一番実績のあるね。昨年は2年連続最多勝というのがあって、それでも開幕(投手)やってなかったので、そういう意味を含めて去年は開幕(投手)にしたんですけど、昨年1年ブレークしたピッチャーもいてるんですけど。やっぱり最終的には実績というか、今年一番やろうという意欲があるピッチャーなので。そういう意味を含めて青柳でスタートしようと思いました」 ―開幕3連戦の位置付けは 「去年は優勝して日本一までいったんですけど、オフの間いろんなことを考えていると、今年は絶対巨人がね、一番のライバルになると思っていたんですけど。そういう意味も含めて、開幕からこういうカードを組んでもらったということはやっぱりね、巨人と阪神がプロ野球を引っ張っていくというか、そういう伝統がありますから、いろんな意味でね、この2チームが野球界を盛り上げて引っ張っていく、優勝争いをする、そういうのが含まれているのかなという、そういう感を受けるんで。とにかくね、勝ち負けはつくんですけど、明日からすばらしいゲームをね、ファンの皆さんに見てもらいたいと思います」 ―相手の印象、警戒すべき点は 「本当は2月のキャンプからね、今年はライバルは巨人になると思ってたんですけど、一番注意してたんは、新外国人だったんですけどね。ちょっとなんかね、拍子抜けして。そういう意味で、またそういう戦力というか、これが当然また新しい選手がそのポジションに入るわけですけど。すごく気持ちも入ってゲームやると思うし。まあとにかく、スタートとしてね、開幕スタートの3連戦として、とにかくすばらしいゲームをすることがまず第一と思うので。本当、新戦力というか、その外国人を抜きにしても、すごく補強とかでピッチャー陣とか。そういう意味では去年はすごい勝ったんですけど、そんなレベルの差はないと思うんで。まあ締めてね、明日からゲームしたいと思います」 ―シーズン通して目標 「連覇というのはね、まだタイガースの歴史の中でね、ないので。今年はそのチャンスがあるんで。何回か、前回もそうでしたけど、そういうチャンスはあったんですけど、なかなか成し遂げることできなかったんで。今年は、その一点に向かって全員で。最終的には優勝を勝ち取るという、そういうシーズンにしたいと思います」 ―理想の展開、スコアは 「いやいや、そらなかなかゲーム読めないので難しいですけど、本当、9回裏のピッチャーが投げれるようにね、そういうゲーム展開に当然したいと思いますけど。それは本当にやってみないと分からない」 ―自軍、相手のキーマンは 「自分のところのキーというか、去年はすごく相性のいい打者と悪い打者と極端な数字があるので。その辺を今年はどう対応していくかというのが、自分のチームのキーになると思います。相手は当然、6人くらいは左バッターがあしたはくると思うけど。去年までとちょっと違って、足をつかったり、動ける選手が今年はスターティングメンバーに入ってくると思うので、その辺の動ける選手が要注意の選手になると思います」
報知新聞社