阪神・大竹耕太郎 打たれたあともすぐに立て直す 修正能力に優れた抜群のピッチング【荒木大輔のPitching Analysis】
自己最多の123球を投げ12勝目をつかんだ大竹[写真=桜井ひとし]
優勝した阪神でチームトップの勝利を挙げているのが大竹耕太郎投手です。昨オフの現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍した左腕。開幕から先発ローテーションに入り、9月23日のヤクルト戦(神宮)では8回5安打3失点でリーグ2位の12勝目をマーク。勝率第一位のタイトルも視界に入っています。直球の平均球速は140キロ台前半で多彩な変化球を制球良く投げ込む。126回2/3を投げ、与四球はわずか12。与四球率は0.85と抜群で、日本ハムの加藤貴之投手を彷彿(ほうふつ)とさせます。 質の高い投球内容を示しているからこそ、勝てるピッチングができています。この試合でも打線が4点を先制してくれた直後の1回裏、三番・山田哲人選手に対しても臆せず内角を突き・・・
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週刊ベースボール