のとじま水族館20日から営業 当面、子どもは無料
石川県は20日、能登半島地震で被災したのとじま臨海公園水族館(七尾市)の営業を再開する。入館料は当面、中学生以下を無料、大人を半額程度とし、能登のにぎわい創出につなげたい考えだ。夏休み中は人気ゲーム「ポケモン」とのコラボ企画を実施し、大勢の人を呼び込む。 同水族館では、元日の地震でボイラーや循環装置などが損傷した。この影響で水温や水質を維持できくなり、目玉だったジンベエザメを含む約90種約3400匹が犠牲になった。 ジンベエザメについては、代わりの個体を確保でき次第、展示を再開する。県内外の水族館などに避難しているイルカやアシカは、夏場の移送が難しく、飼育設備の修復が完了していないため、展示やショーの復活は秋以降となる見通し。その他の生物については20日の再開に向けて順次、避難先からのとじま水族館に戻す。 入館料は、通常510円の子どもを無料、高校生以上を1890円から千円に引き下げる。夏休み中は「ポケモン」のスタンプラリーやフォトスポットの設置を企画し、入り込みの多い週末には敷地内に屋台村を設置する予定となっている。