「あれはメラニアではなかった」トランプ大統領勝利宣言後、話題になっている陰謀論とは?
この記事はmadameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。 アメリカ大統領選の結果以来、新大統領夫人についてさまざまな怪しい説が流れている。多くのネットユーザーによれば、ドナルド・トランプは「そっくりさん」を使ったという。 【写真】メラニア夫人にそっくりといわれる、ドナルド・トランプの側近 11月5日、早朝、メラニア夫人はフロリダ州の投票所に夫とともに姿を現した。夫はカマラ・ハリスを打破し、アメリカ合衆国の47代目大統領に選出されたばかりだった。大きなサングラスをかけ、小さな白い水玉模様の黒いドレスにハイヒールを履いた新ファーストレディの登場は、夫の勝利後、再び陰謀論を呼び起こした。「私の頭がおかしいのか、それとも夫の隣に立っているのは偽物のメラニアなのか?」と、まずひとりの懐疑的な人物がソーシャルメディアで問いかけ、続いて多くの人々が同じような疑問を投げかけた。 多くのネットユーザーは、このメラニア夫人の振る舞いを偽者っぽいと感じた。「笑っているところがミソ。この女性はメラニア・トランプのふりをして投票しただけ(Xのコメント)」、「なぜトランプは今日、偽物のメラニアを使ったのか?」、「あれがメラニアなら、私はシバの女王」といった反応があった。 その登場をきっかけに、さまざまな憶測を呼んだ。特に注目されたのは、彼女の「そっくりさん」が室内でもサングラスを外さなかったことや、お気に入りの指輪をしていなかった点だ。中には、彼女が登場したシーンのスクリーンショットを撮り、その指輪をしていないことを拡大して見せたユーザーもいた。
「そっくりさん」の正体が明らかに?
中には、さらに踏み込んで、ドナルド・トランプの隣にいる女性の正体を知っていると主張する人もいた。一説によると、彼女はドナルド・トランプの副コミュニケーション・ディレクター、マーゴ・マーティン(弱冠28歳)だという。マーゴ・マーティンは、54歳のファーストレディによく似ていることから、過去にメラニア・トランプと間違われたことがあり、Fox ニュースに「フェイク・メラニア」と呼ばれたこともある。 陰謀論はさておき、どうやらメラニア夫人は11月5日(火)、フロリダ州の投票所に夫と一緒に足を運んだようだ。父親ドナルド・トランプのため、(選挙権を得て)初めて投票する息子のバロンを伴って、彼女は本当にその場にいたとのメッセージをXに投稿した。その後、彼女はサングラスをかけず、顔をはっきりと見せて、笑顔を浮かべているところが目撃された。少なくとも一部の人々にとっては、この噂は一旦収束したようだ。 translation: Hanae Yamaguchi
text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)