メルカリ、アメリカCEOが12月末で退任。山田進太郎氏が2025年から「両CEO」兼任へ
フリマアプリを主力事業とするメルカリが11月5日、同社社長の山田進太郎氏が、アメリカ事業のMercari, Inc. (US)のCEOに2025年1月1日から兼務で就任すると発表した。Mercari, Inc. の現CEOを務めるJohn Lagerling(ジョン・ラーゲリン)氏は2024年12月31日を持って同職やメルカリ執行役を退任する。同人事は、2025年6月期 第1四半期決算に合わせて公表した。 【全画像をみる】メルカリ、アメリカCEOが12月末で退任。山田進太郎氏が2025年から「両CEO」兼任へ
右肩下がりのアメリカ事業
5日にメルカリが公表した決算資料によると、メルカリのUS事業は、2025年6月期第1四半期のGMV(流通取引総額)が前年同期比で16%減の約1億9300万ドル、同セグメントの売上高にあたる売上収益は同15%減の約93億円と、2四半期連続で右肩下がりが続いている。 Business Insider Japanが8月に実施したインタビューでも山田氏は「USも反転(成長)させたいと取り組んで来たが、うまくいかなかった。反省は大きい」と語っていた。 メルカリは決算資料の中で、アメリカ事業の今後の方針を「現状施策は継続しつつ、再成長軌道への復帰に向けた戦略を検討中。引き続きブレイクイーブン達成を目指す」としている。 なお、メルカリの2025年6月期 第1四半期決算は、売上収益449億円(前年同期比1.5%増)、営業利益43億円(同2.9%減)、純利益29億円(同4.4%増)だった。
小林 優多郎