中古ミニバンで悩んでる方超必見! プレマシーvsウィッシュvsフリード コンパクトミニバン三つ巴ガチンコ対決プレイバック!!!
■主婦で母親、スーザン史子がチェック!プレマシーウイッシュフリード 本当の使い勝手とは?
2歳の息子を持つカーサン史子は、次の5つの項目に注目。 まず「室内の広さ」。室内長や室内幅ではほぼ互角のプレマシーとウィッシュ、ウィッシュは室内高が75mm高いのがポイント高し。フリードはほかの2台に比べると少々タイトだが、ボックス型なので空間を補っている印象です。3台とも合格! 「乗り降りのしやすさ」では、ウィッシュがややリード。今回の3台のなかでは唯一のヒンジドアながら、ステップが少し斜めに下がっているぶん、出入りがしやすい。 「両側スライドドア」では、プレマシーとフリードに加点。開口幅はプレマシーのほうが86mm大きくて使いやすいかな。 「室内ウォークスルー」はプレマシーの圧勝!  フリードとウィッシュは2列目が6:4分割で、ウォークスルーにはならず。子供を乗せると荷物も多いし、3列目までウォークスルーできるとポイント高いのよね~。 「2列目&3列目シートアレンジ」は、プレマシーとウィッシュがほぼ互角。 ただ、座面が軽く、より簡単にアレンジできるのはプレマシー。2列目中央のカラクリ7thシートは、小物入れにもなって便利。 ISOFIX対応のチャイルドシートなら脱着も簡単なので、2席から3席へのアレンジもしやすい。 フリードの難点は3列目シートの収納。両側に跳ね上げるタイプだし、シートも重いので、腰痛持ちのワタシには堪えるわ~。ちなみに跳ね上げた後も、フロアはフラットにはなりません。 子供とのお出かけはアクシデントの連続。この前は麦茶を大量にこぼされてトホホ。プレマシーならクリーナブルシートでこぼし汚れにも強いし、センターウォークスルーも可能。 シートアレンジしやすいことも考えるとプレマシーでキマリかな! (文:スーザン史子)
■ワタシにもチェックさせてよ 「NEWプレマシー」の○と×
プレマシーはもともと走りのよいミニバンだったが、SKYACTIV Gの搭載でさらに洗練された。 最大トルクは19kgmから19.4kgmに向上し、発生回転数は400回転下がって4100回転になる。実用域の駆動力が高まった。吹き上がりもよく、動力性能に不満はない。 一方、JC08モード燃費は13.6km/Lから16,2km/Lに向上し、ミニバンでは燃費が優れた部類に入る。エコカー減税も75%に達した。 足まわりに大きな変更はないが、現行型は登場した時から走行安定性が良好。操舵感は過敏にならない範囲で小さな舵角から正確に反応し、運転を楽しめる。危険回避時を含めて後輪の接地性も優れ、安心感が高い。 とはいえマイナスポイントもあり、選ぶ時に注意したいのは3列目のシートが窮屈なこと。サイズが小さく、膝の持ち上がった姿勢になり、足元空間も狭めだ。 ミニバンでは背が低いから、3列目を畳んだ時の荷室も広くはない。自転車などの積載には適さない。斜め後方や真後ろの視界がよくないので、縦列駐車などを試乗で試したい。 それでも2列目をベンチ&セパレートの兼用とするなどアレンジは多彩で、スライドドアも備わる。 通常は4名で乗車し、稀に短距離を多人数で移動する使い方に適する。燃費がよく、価格も割安だから背の高いミニバンよりも合理的だ。そしてクルマ好きも納得できる運転感覚が、選ぶ価値を感じさせる。 (文:渡辺陽一郎)