津島市 丸善雄松堂など選定 交流拠点の優先交渉権者に
【尾張】津島市は9日、官民連携で整備する交流拠点「(仮称)シビックプライド醸成拠点整備運営事業」の優先交渉権者に、丸善雄松堂(本社東京都)を代表企業とする共同事業体を選定した。2025年12月にパティオ(中庭)を先行オープンし、26年4月に施設を開業予定。 同拠点は、同市天王通の旧いちい信用金庫天王通支店と、同市本町の津島市観光交流センター、その中間の旧駐車場を一体化して整備する。 市民らが気軽に立ち寄って過ごせる空間を整備するとともに、イベントや体験を通じて多様な世代が交流、活動を行い、「地域への愛着と誇りを醸成する」(同市)ことを狙いとする。具体的な施設として、フリースペースやカフェ、キッズスペース、学習スペース、会議室などを設置する。 優先交渉権者に選ばれた共同事業体は、丸善雄松堂、榊原建設(本社一宮市)、MI LINK(本社津島市)、コニックス(本社名古屋市)で構成。指定管理期間は26年4月1日から10年間。
丸善雄松堂は、丸善ジュンク堂書店などを傘下に持つ丸善CHIホールディングス(本社東京都)のグループ会社で、「まなびの場の企画・運営」「まなびの空間づくり」などの事業を展開している。