【毎日書評】やりたいことができないなら…まず「考えすぎを手放す」ことから行動が変わる!
自分にはできないと思い込むな!注意すべきこと
社会は、それがすでに主流の考え方でない限り、私たちの直感を追認することはほとんどありません。そのため、自分にとって真実だとわかっていることについて外に確認を求めようとすると、ほとんどの場合、次にとるべき行動について激しい反発や反論に遭います。 答えを外に求めるのはやめましょう。あなたの直感や勘、内なる知恵に従いましょう。そうすれば、予想もしなかった、夢にも思わなかった奇跡があなたの人生に起こり始めます。 このように行動する信念と勇気がある人は、人生の奇跡を味わいながら、探し続けてきた真の喜びや安らぎ、愛を見つけることができるでしょう。(118~119ページより) では、どうすれば、考えずに「自分がすべきこと」を知ることができるのでしょうか? この問いに対して著者は、「ほとんどの人は自分がなにをすべきかわかっていながら、それを行動に移すことを恐れている」のだと指摘しています。 わかっているにもかかわらず、行動を起こすのを恐れているか、もしくはそれを行うには力不足だと考えているのだと。 次のように強く提案しているのは、そういう思いがあるからなのでしょう。 まず、自分が何をすべきかすでにわかっていること、恐れや自己不信のせいで何をすべきかわからないと思い込んでいるだけであることに気づくべきです。 その状況に対して恐れや自己不信を抱いていないのに何をすべきかわからない場合、次に必要なのは、内なる知恵(無限の知性)が、あなたに答えを授けてくれると信じることです。 私たちは無数の考えにアクセスする能力を持っているため、どんなときでも自分にできることのアイデアが尽きることはあり得ません。この豊富な知識へのアクセスを防いでいるのは、自分自身の思考だけです。(121ページより) 自分にはできないと考えながら生きているとしたら、それは自分にできることが持つ無限の可能性から自分自身を遮断することになります。 したがって重要なのは、自分をためらわせているのは自分の思考にすぎないと気づくこと。そうすれば、おのずと可能性にあふれた本来の状態に戻り、「自分が必要としている“やるべきこと”」についての答えを見つけることができるわけです。 つまり、自分はすでにわかっているということに気づきましょう。 もしわからない場合は、わかる必要があることは必ずわかると心に留めておきましょう。(121ページより) そうすれば、わかる必要があることは必ず自分にもたらされるもの。そのためにも、自分の直感と内なる知恵を信じてほしいと著者は訴えているのです。(118ページより) 柔軟なマインドと、「真実を知ろう」という純粋な気持ちで本書と向き合えば、探し求めていたものを見つけられるだろうと著者は記しています。なにかと考えすぎてしまう方は、原点に戻るためにも本書を手に取ってみてはいかがでしょうか? >>Kindle unlimited、99円で2カ月読み放題キャンペーン中! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: ディスカヴァー・トゥエンティワン
印南敦史