大舞台で真っ向勝負、勇気で掴んだ同期ワンツー 窓場千加頼と古性優作が魅せたオールスター決勝戦/競輪記者の「記憶に残る一戦」
もちろん、差した古性も素晴らしい。窓場の上がりタイムは11秒1。このとてつもないタイムを軽く差し切る辺りさすが古性と感じさせた。今回のオールスターは自身初のファン投票1位で迎えた大切な大会だった。難しいことを当たり前に軽くやってのける古性は誰もが認める“輪界最強”になりつつある。 ちなみにこのオールスター準優勝で窓場は賞金ランキングも一気に上昇。本稿執筆時点の11月8日現在、第12位の位置にいる。9位の岩本俊介との差は1,000万弱。今回行われる競輪祭の結果次第では悲願のグランプリ出場も見えてくる。古性もオールスターを制した後は寬仁親王牌を優勝しG1連覇。未だ手にしていない競輪祭のタイトルは何としても欲しいはずで、最後のビッグも緩めることなく奪いに行く。